豊大先生流・陸上競技のミカタ

陸上競技を見続けて半世紀。「かけっこ」をこよなく愛するオヤジの長文日記です。 (2016年6月9日開設)

福島千里

男子予選で標準突破次々…女子ガンバレ!


夜勤明けです。眠いです。しかし昨日の初日をビデオでしか見られなかった分、今日はインターネットLIVEに最初から噛り付いています。
LIVE配信、たいへんありがたいのですけど、どうせならばもうちょっとお金かけて、ましな中継にできないもんでしょうかね。
昨年からはだいぶ改善されたとはいえ、それは「お金をかけて」の成果ではないと見受けられます。単に制作業者がいくらか経験を積んだというだけでしょう。相変わらず見たいフィールド種目が寸断されるもどかしさ、タイマーもテロップも出ないので戦況がなかなか判らない不便さ(LIVEリザルトを併用すればいいのですが、いちいち別の画面に移行しなければなりません)、そして場内実況のなかなかなお粗末ぶり。(何度、「失礼いたしました」を聞かされたことでしょう)
まあトラック種目はフルに見ることができますから贅沢は言える立場じゃありませんけど、複数の種目が同時進行する陸上競技ならではの魅力を、もう少し陸上がわかってる人が采配して私たちに伝える工夫をしてもらいたいものだと、思います。発注者の陸連担当者さんも、もう少しキツく言ったほうがいいですよ。ただしお金は出してね。

さて、昨日の男子400mH、今日の女子100mH、男子110mH、女子400mHと、ハードル種目の予選で好記録が続出しています。昨日の100m予選をはじめ男子スプリント種目もまずまずの盛況で、やはり高速トラック長居の看板はダテじゃありませんね。
特に出色は男子110mH。予選で増野元太(ヤマダ電機)が13秒40(0.0)と日本記録に0.01秒と迫る大会新記録で、世界選手権標準記録を大きく突破しました。次の組でも高山峻野が13秒50(+0.5)と従来の大会記録を上回り、標準まではあと0.02秒と迫る好タイム。すでに標準に到達している大室秀樹(大塚製薬)も順調の様子で、複数代表が輩出される公算大となりました。

昨日の男子400mH、野澤啓佑(ミズノ)の予選落ちにはガッカリさせられましたが、「大器」と呼ばれ続けた安部孝駿(デサント)が48秒台に突入したのをはじめ、新たな標準到達者が3人、さらに間近に迫った選手もいて、やはりヨンパー日本は健在という頼もしい状況になってきています。

女子では「標準」の壁が厚く立ちはだかる中、それでも100mHの木村文子(エディオン)、柴村仁美(東邦銀行)、400mHの青木沙弥佳(東邦銀行)が、可能性を感じさせる走りを見せてくれました。

スプリントの話題の中心はもちろん男子100mですが、きょうは200m予選で飯塚翔太(ミズノ)が余裕の「標準」突破。サニブラウン旋風を簡単には許さないぞという自信が伺えます。

一方女子では、福島千里(札幌陸協)の連覇記録にいよいよ赤信号が灯った感があります。
100m予選では同一組で市川華菜(ミズノ)に再び完敗。今日の200m予選も、23秒39(-0.2)のPBで満面の笑顔を浮かべた市川に対して終盤抜いたとはいえ23秒69(-0.4)と絶体絶命の雰囲気です。本来ならば100m以上に日本で図抜けた力を持つ200でこのタイムしか出ないとなると、今夜の100m決勝は暗澹としてきますね。

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フィールドでは、女子やり投で「標準」こそならなかったものの、期待どおりにハイレベルな激戦となりました。
唯一60mを投げた海老原有希(スズキ浜松AC)が2年ぶりの優勝、今季大躍進の斉藤真理菜(国士舘大4)が2位、昨年北口榛花(日大2)とともにU-20世界選手権に出場した山下実花子(九州共立大2)が59m53の大ベストで3位。久しく不振をかこっていた森友佳(東大阪市陸協)がかつてのジュニア日本記録だったPBに迫る59m10で4位。高校生の長麻尋をはじめ期待外れに終わった選手も何名かいましたが、「今年の女子はやり投!」の見込みは間違っていないようですよ。

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 森(旧姓・佐藤)友佳選手

さて、トラック種目でも決勝が始まりました。
19時からはTV中継の視聴に移行します。9秒台、頼むぞ!

第101回日本選手権の見どころ ② ~女子スプリント


オリンピック翌年の静けさ、といっても今までとは少々雰囲気が異なる気がするのが、世界の陸上界です。
どの競技にも言えることながら、己の選手寿命を見限るタイミングというものが先延ばしになる傾向が強くなった結果、オリンピックという節目で姿を消す選手が少なくなり、そのため以前は顕著だった新旧交代という図式が描きにくくなっています。
その一方で、オリンピック翌年のひと息、というムードが充満しているのもまた明らかで、ダイヤモンドリーグなんか見ていますと何となく記録的に盛り上がりが少なく、平板なまま推移している感じもします。DL出場選手の過半数を占めるNIKE契約の選手の場合、リオ五輪金メダリストだけが他と異なるユニフォームを着用しているので非常に分かりやすいのですが、多くの金メダリストが参戦しているにも関わらず、なのです。
今季のDLはツアー・チャンピオンシップ方式が大きく変更されたことや、たとえ総合優勝しても翌年の世界選手権のワイルドカードを得るというメリットがないことも、いま一つ盛り上がりを欠く理由の一つなのかもしれません。

そんな状況ですから、男子スプリントの活況を中心に、日本の陸上界が世界に少しでも追い付くチャンスではあるのです。トラック&フィールド・シーズンの最初の天王山、『第101回日本陸上競技選手権』まで、いよいよあと5日と迫ってきました!

◆女王・福島、大ピンチ
女子スプリント界の、いや日本陸上界のヒロインである福島千里(札幌陸協)の100m8連覇、200m7連覇に黄信号が灯っています。
長年所属した北海道ハイテクACを退団しプロとして独立するという決断をもってスタートした今季は、織田記念でのDNF以降まったく精彩を欠き、選手権前の調整試合に選んだ布施スプリントでも決勝でほぼDNFに近い状態で最下位と敗れました。
オリンピック代表選考戦線が続いた昨季も同じように脚の状態に不安を抱えていたとはいえ、無事に走り切ったレースではそこそこのタイムを出していたのに比べ、今季はまったくいいところがありません。プロとしての選手生活が影響しているのでしょうか、それともそのこととは無関係な不調および体調の悪さと見るべきでしょうか。

これまでの数年間であれば、少々の不調ではあっても福島選手の実力があまりにも図抜けていたために、連覇記録は途絶えることがありませんでした。
ただ今季は、某スポーツ紙が盛んに「美女スプリンター」と囃し立てる(私にはどうしてもそう見えないんですけどね)市川華菜(ミズノ)が、春先から絶好調です。
布施の予選では、実際にガチンコのレースで福島に完勝しており、6年ぶりにPBタイの11秒43(+1.1)を記録。決勝は+2.1mの参考記録となりましたが11秒38と、2着の世古和(クレイン)に3メートル差の圧勝劇を演じました。
過去に福島の前に立ち塞がった髙橋萌木子、土居杏南といったライバルの場合は、福島がそれ以上の実力を見せつけることでねじ伏せてきたのですが、その地力が発揮できるかどうかが疑わしい今回、スプリント界の女王にとっては最大のピンチが訪れた、と言ってもよいでしょう。
 

もう一人、昨年高校2年生で100・200ともに2位となった齋藤愛美(倉敷中央高3)が、今季はスロースタートです。インターハイ岡山県および中国地区大会では相変わらず無敵ぶりを見せてはいますが、+2.8mの中国大会100m決勝では11秒83と、かなり物足りない内容。もし、福島が王座を明け渡すのならば次代を担う齋藤に、と願っているのですが、どうなるでしょう?

注目の女子100mは、全種目のオープニングレースとして、23日(金)の15時過ぎから予選が始まります。

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◆女子400も混戦
日本記録保持者の千葉麻美が引退、99回大会優勝の青木沙弥佳(東邦銀行)、さらには石塚晴子(東大阪大2)や吉良愛美(アットホーム)らが400mHに専念する中で、不動の第一人者の地位を築きつつあった青山聖佳(大阪成蹊大3)が日本個人インカレで5位と惨敗して、こちらも混戦模様です。
昨年高校3年で2位と奮闘した青木りん(東邦銀行)の近況が先日TVで紹介されましたが、虎視眈々と狙っている感じがします。あとは関東インカレ(54秒36)、個人インカレ(54秒05)を制した岩田優奈(中大2)が好調。毎回高校生の活躍が目立つ種目ですので、IH近畿大会で53秒台に突入してきた川田朱夏(東大阪大敬愛高3)にも注目しておきたいところです。

明日は静岡国際


GWも中盤。5月3日(水)は『第33回静岡国際陸上競技大会』がエコパスタジアムで行われます。
かつては草薙競技場で開催され、『草薙リレーカーニバル』という大会名だったような覚えがあります。(間違ってたらごめんなさい!)
エコパは日本では屈指の陸上競技場で、私的には日産、ヤンマー、エディオンと並んで好記録を生みやすい「ビッグ4」ではないかと思っています。何より、静岡西部の温暖な気候が、特にこの季節のトラック&フィールドにはうってつけです。

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https://www.ecopa.jp/facilities/stadium/ エコパスタジアムHPより

例年この大会では、男女の200mや周回レース(400m、400mH)に好記録が出ます。男子200には「ビッグ4」+桐生祥秀という、目のくらむような顔ぶれがエントリー。(織田記念の100m決勝をDNSした藤光謙司は微妙でしょうか?)特に、最近チームの勢いが凄まじい上にお膝元でもあるスズキ浜松ACの原翔太に期待しています。
男子400mもトップクラスが揃いましたが、ウォルシュ・ジュリアン(東洋大3)は『ワールドリレーズ』での様子から察するに、今回は欠場でしょう。金丸祐三(大塚製薬)の復調如何をチェック。
男子400mHでは、海外を転戦した野澤啓佑(ミズノ)の調子が上がってこないのが心配です。どうも、昨秋のDL最終戦以来、リズムを狂わせているのかもしれません。彼のように海外で試合数をこなすという姿勢は非常に大切なことなので、今後も引き続き取り組んでもらいたいですし、この静岡から川崎にかけて、取り戻してもらいたいものです。
女子200mは、福島千里の状態が心配。昨年は春先から「絶好調宣言」がありましたが、やはり軽い故障の連続に苦しみました。プロに転じた今季は焦らず慌てず、経験を重ねつつじっくりと日本選手権にピークを合わせる感じでよいと思います。何と言っても彼女は女子陸上界の宝ですから。
他では、400mの青木りん(東邦銀行)、400mHの梅原紗月(住友電工)といった社会人ルーキーの躍進に期待しています。 


 

織田記念・予選…桐生は10秒16、福島千里はパンク!


『第51回織田記念陸上』の短距離予選が行われました。
ありがたいことに、ほとんどLIVEに近いくらいに動画をアップしてくださる御仁が複数おられるもんですから、公式HPのリザルトページよりも早く状況が分かります。(ただし、どの動画も記録まで教えてくれないので、リザルト待ち)

女子100m予選2組に出場した福島千里(札幌市陸協)は、スタートしてすぐに故障発生でリタイア。プロ転向後の国内初戦は暗雲漂う結果となりました。
男子100mにはリレー銀メダルメンバーから唯一出場の桐生祥秀(東洋大3)が10秒16で1着。向い風だったようですが、2位との差もあまり大きくありませんでしたね。
女子の3組ではかなり強い追い風が吹いてましたんで、好天ながら少々空気が不安定なようです。
決勝に期待しましょう。



なお、ケンブリッジ飛鳥(NIKE)はアメリカでのレース3戦目でまたもや+3.0mの追風参考記録ながら、10秒05。『GG川崎』(5月21日)へ向けて調子は上々のようです。

 

山本聖途・福田有以が優勝!~『マウントサック・リレーズ』日本選手の成績


アメリカ・カリフォルニア州トーランスのエル・カミノ・カレッジで開催された『第59回マウントサック・リレーズ』に出場した日本選手の結果をお伝えします。
ゲーム数が非常に多いため、日本選手の名前をピックアップするのに遺漏があったかもしれません。その点はご容赦を!
また一部エントリーリストに名前がありながら、DNSだった選手もいるようです。

― 男子 ー
◇100mオープン8組/9(+2.1) ①10"24 飯塚 翔太(ミズノ)※総合1位
②10"37 馬場 友也(LALL AC)
◇100m招待2組/2(-0.2) ④10"34 多田 修平(関西学院大)
◇200mオープン1組/7(+0.4) ⑤21"54 高平 慎二(富士通)
◇400mH招待2組/2 ⑤51"78 野澤 啓佑(ミズノ)
◇棒高跳 ①5m70 山本 聖途(トヨタ自動車)
④5m20 山本 智貴
⑥5m20 笹瀬 弘樹(スズキ浜松AC)
◇走幅跳 ③7m69(0.0) 城山正太郎(ゼンリン)

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― 女子 ―
◇100mオープン1組/7(+0.5) ④11"51 福島 千里
⑧12"05 土井 杏南(大東文化大)
◇100m招待1組/2(+0.7) ⑧11"47 福島 千里
◇200mオープン5組/6(+1.1) ⑥24"79 土井 杏南
◇200m招待1組/2(+2.1) ⑨23"90 福島 千里
◇800mオープン2組/5 ④2'10"89 大宅 楓(大東建物管理)
◇5000m招待 1組/2 ①15'23"48 福田有以(豊田自動織機)※総合1位
◇100mH招待 1組/2(-2.2) ③13"62 木村 文子(エディオン)
◇400mH招待 1組/2 ③57"66 青木沙弥佳(東邦銀行)
⑧61"96 石塚 晴子(インプレス)
◇棒高跳 招待 -NH 仲田 愛(水戸信用金庫)

 
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