ほんと、投稿が遅くなってスイマセン。先月23日~28日に台北市で開催された、2017夏季ユニバーシアード大会・陸上競技の結果をまとめます。
今回のユニバは、日本選手団が全競技総合の金メダル数(37)、メダル総数(101)ともに第1位となる大活躍で、我が陸上競技でも史上最多の7個の金メダルを獲得しました。(過去最高は1967年東京・95年福岡大会の5個)
◇種目別優勝者と日本選手結果・・・
<男子>
100m ①ヤン・チュンハン(TPE) 10"22(-0.9)
⑦多田 修平(関西学院大3) 10"33
-田中 佑典(日本ウエルネススポーツ大) 2次予選敗退(10"60)
200m ①ジェフリー・ジョーン(FRA) 20"93(-3.8)
⑧山下 潤(筑波大2) 21"16
-北川 翔(順天堂大4) 21"05
400m ①アクィノ・サントス(DOM) 45"24
-北川 貴理(順天堂大3) 予選敗退(47"85)
800m ①イェズス・ロペス‐アルバレス(POR) 1'46"06
1500m ①ティモ・ベニツ(GER) 3'43"45
5000m ①フランシス・バレ(FRA) 14'00"86
-塩尻 和也(順天堂大3) 予選DNS
10000m ①サディク・バハティ(UGA) 29'08"68
③塩尻 和也(順天堂大3) 29'20"96
-鈴木 塁人(青山学院大2) DNS
110mH ①バジ・バラズ(HUN) 13"35(-0.5)
④金井 大旺(法政大4) 13"69
⑤野本 周成(早稲田大4) 13"71
400mH ①アクィノ・サントス(DOM) 48"65
-鍛治木 崚(城西大4) 準決勝敗退(50"99)
3000mSC ①クリスチャン・ザレヴスキ(POL) 8'35"88
4×100mR ①日本(田中‐多田‐北川翔‐山下) 38"65
4×400mR ①ドミニカ共和国 3'04"34
ハーフマラソン ①片西 景(駒澤大3) 1:06'09"
②工藤 有生(駒澤大4) 1:06'23"
③鈴木 健吾(神奈川大4) 1:06'56"
⑥栃木 渡(順天堂大4) 1:08'59"
⑫鈴木 塁人(青山学院大2) 1:10'23"
同・団体 ①日 本(片西・工藤・鈴木健)
20kmW ①山西 利和(京都大4) 1:27'30"
③及川 文隆(東洋大4) 1:30'11"
⑦野田 明宏(明治大4) 1:31'00"
同・団体 ①日 本(山西・及川・野田)
走高跳 ①ファルク・ヴェンドリヒ(GER) 2m29
棒高跳 ①ディオゴ・フェレイラ(POR) 5m55
④江島 雅紀(日本大1) 5m40
走幅跳 ①ユスカ・ラデク(CZE) 8m02(+0.2)
-橋岡 優輝(日本大1) 予選DNS
三段跳 ①ナジム・ババイェフ(AZE) 17m01(+1.1)
③山本 凌雅(順天堂大4) 16m80(+1.7)
砲丸投 ①フランシスコ・ベロ(POR) 20m86
円盤投 ①レジナルド・ジャガーズ(USA) 61m24
ハンマー投 ①パヴェル・ファイデク(POL) 79m16
⑬墨 訓煕(中京大 修2) 64m00
やり投 ①チェン・チャオツン(TPE) 91m36 UR
⑨小椋 健司(日本大4) 74m82
-小南 拓人(国士舘大4) 予選敗退(70m43)
十種競技 ①カイル・クランストン(AUS) 7687pt.
<女子>
100m ①シャシャリー・フォーブス(JAM) 11"18(-0.3)
-前山 美優(新潟医療福祉大) 2次予選敗退(11"93)
-壱岐いちこ(立命館大2) 2次予選敗退(11"96)
200m ①イレーネ・シラグザ(ITA) 22"96(-1.4)
-中村 美月(大阪成蹊大4) 予選敗退(25"17)
-竹内 爽香(慶應義塾大4) 予選敗退(24"68)
400m ①マルゴルザッタ・ホルブ(POL) 51"76
800m ①ブランコ・アルマンザ(CUB) 2'02"21
1500m ①アメラ・テルジッチ(SRB) 4'19"18
5000m ①ハンナ・クライン(GER) 15'45"28
⑩細田 あい(日本体育大4) 15'05"66
⑭関谷 夏希(大東文化大2) 16'26"36
10000m ①ダリア・マスロヴァ(KGZ) 33'19"27
③細田 あい(日本体育大4) 33'27"89
④棟久 由貴(東京農業大2) 33'40"45
⑫関谷 夏希(大東文化大2) 35'21"19
100mH ①ナディネ・ヴィッサー(NED) 12"98(-1.3)
400mH ①アヨミデ・フォロルンゾ(ITA) 55"63
3000mSC ①チュグバ・グーヴェンツ(TUR) 9'51"27
4×100mR ①スイス 43"81
③日本(竹内‐中村‐壱岐‐前山) 44"56 日本学生新
4×400mR ①ポーランド 3'26"75
ハーフマラソン ①棟久 由貴(東京農業大2) 1:13'48"
③福居 紗希(城西大4) 1:14'37"
④古谷 奏(松山大3) 1:15'10"
⑤出水田 眞紀(立教大4) 1:16'24"
⑪山口 可純(大東文化大2) 1:21'55"
同・団体 ①日 本(棟久・福居・古谷)
20kmW ①インナ・カシャイナ(UKR) 1:39'44"
走高跳 ①オクサナ・オクニエワ(UKR) 1m97
棒高跳 ①イリナ・チュック(BLR) 4m40
走幅跳 ①アリナ・ロタルー(ROU) 6m65(+0.3)
三段跳 ①ニーレ・エッカート(GER) 13m91(0.0)
砲丸投 ①ブリタニー・クルー(CAN) 18m34
円盤投 ①クリスティン・プーデンツ(GER) 59m09
ハンマー投 ①マルヴィナ・コプロン(POL) 76m85 UR
やり投 ①マルセリナ・ヴィテク(POL) 63m31
②斉藤 真理菜(国士舘大4) 62m37 日本学生新
⑩北口 榛花(日本大2) 56m30
七種競技 ①フェレナ・プライナー(AUT) 6224pt.
-ヘンプヒル恵(中央大3) DNS
うーむ、金メダル7つの内訳が個人ロードで3つ・団体種目で4つとは、さすが日本。
今回はアメリカなどがまるきし本気のチームを送ってきていませんので、メダルラッシュを素直に評価することはできませんが、その中で女子やり投の斉藤真理菜にはMVPを差し上げたいくらいですね。
2投目の61m06でトップに立ち、5投目に逆転を許しましたが6投目の最終投擲者としてベスト・パフォーマンスで追いすがった見事な戦いぶり。世界選手権に続く60mオーバーでしかも北口榛花から学生記録を奪取する大幅なPB。いよいよ、海老原女帝に代わるエースに成長してきました。
今シーズンの開幕当初、女子やり投への大きな期待について書きました。期待どおり、と言うには斉藤以外の選手の活躍がイマイチですが、世界選手権のフルエントリーも実現しましたし、一人でもこうして若い選手が国際レベルの地力を付けてきているのは、嬉しい限りです。
それにしても、大遅報のレポートで申し訳ありません。(仕事忙しかったもんで…)
せめて月刊専門誌が発売される前に、と思ってまとめてみました。