豊大先生流・陸上競技のミカタ

陸上競技を見続けて半世紀。「かけっこ」をこよなく愛するオヤジの長文日記です。 (2016年6月9日開設)

ヨハン・ブレイク

リオ五輪陸上競技TV観戦記・Day2



Day2のハイライトは、日本選手応援団としては正午からの男子100m予選、そして「世界ウォッチング」としては夜の男子10000mと女子100m決勝、ということになるでしょう。

まずは男子100m。仕上がり度合いが注目されたウサイン・ボルト(JAM)は、伸びやかな走りで10秒07(-0.4)と「不安なし」をアピール、3強を形成するジャスティン・ガトリン(10秒01/+0.8)もヨハン・ブレイク(10秒11/-0.8)も、いずれも好調な立ち上がりです。
ボルトと一緒に走った桐生祥秀は、対照的に硬さが感じられて4着に終わり、タイム通過に0.03秒及ばず敗退。
いっぽう、ケンブリッジ飛鳥はジミー・ヴィコー、スー・ビンチャン、チュランディ・マルティナといった9秒台の猛者たちを後半次々と抜き去って4組2着、山縣亮太は鋭いスタート(RT 0.111秒)からのダッシュが冴えて8組2着と、ともに勝負に強いところを見せて準決勝へと進みました。

準決勝は明日の朝9時から。スタートリストは以下のとおりです。
<1組>
 2.ハッサン・タフィアン (IRI)   (PB)10"04   (Heat)10"17
 3.ジミー・ヴィコー  (FRA)  9"86 10”19
 4、ニッケル・アシュミード (JAM)  9"90 10"13
 5.アカニ・シンビネ (RSA)  9"89 10"14
 6.シェ・チェンイェ (CHN) 10"08 10"08
 7.ベン-ユセフ・メイテ (CIV)  9"99 10"03
 8.マーヴィン・ブレイシー (USA)  9"93 10"16
 9.ヤカリ・ハーヴェイ (TUR)  9"92 10"14

<2組>
 2.ケジャエ・グリーン (ANT) 10"01 10"20
 3.キム・コリンズ (SKN)  9"93 10"18
 4.アンドリュー・フィッシャー(BRN)  9"94 10"12
 5.アンドレ・デグラス (CAN)  9"92 10"04
 6.ウサイン・ボルト (JAM)  9"58 10"07
 7.チジンドゥ・ウジャ (GBR)  9"96 10"19
 8.山縣亮太 (JPN) 10"06 10"20
 9.トレイボン・ブロメル (USA)  9"84 10"13

<3組>
 2.ジェームズ・ダサオル (GBR)  9"91 10"18
 3.スー・ビンチャン (CHN)  9"99 10"17
 4.ヨハン・ブレイク (JAM)  9"69 10"11
 5.ケマーリー・ブラウン (BRN)  9"93 10"13
 6.ジャスティン・ガトリン (USA)  9"74 10"01
 7.ケンブリッジ飛鳥 (JPN) 10"10 10"13
 8.ダニエル・ベイリー (ANT)  9"91 10"20
 9.クリストフ・ルメートル (FRA)  9"92 10"16

あいやー、もはや周りはほぼ全員、9秒台の人ばかりですね。
つまり、ケンブリッジも山縣も、その力があるはずだということ…かな?
いかに自分の走りを貫徹できるか、でしょうね。
RIO015

100mに先立って行われた男子円盤投決勝は、クリストフ・ハルティング(GER)が最終6投目に王者ピヨトル・マラホフスキー(POL)を逆転、みごとロベルトに続く珍しい記録「兄弟連覇」を果たしました。
「展望」で「クリストフは一発屋」などと書いた私は赤っ恥もいいところです。こうなったらハルティング家の伝統芸(?かどうかは知りません)「勝利のシャツ破り」を見せてもらいたいもんだと思ったんですけど、やってくれませんでしたね。やっぱりお兄さんの専売特許なんでしょうか?(笑)

夜に入って、日本期待の棒高跳予選。
棒高跳のフルエントリーは、たぶん1964年の東京大会以来でしょうね。ほとんどの大会で代表を送ってきている種目ではありますが、これだけハイレヴェルな3人が揃うのは初めてでしょう。
しかしながら、山本聖途はあえなく最初の高さを失敗してただ一人のNM。荻田大樹も楽勝のはずの5m60で消えて、頼みは大御所・澤野大地ただ一人。その澤野も5m70を失敗しましたが、5m60の一発クリアが利いて決勝に滑り込みました。集大成の決勝、ぜひとも入賞を果たしてほしいものです。
ラヴィレニ、バーバー、ケンドリクスといった優勝候補は、順調に5m70をクリアしています。

男子10000mは、前半で仲間のゲーレン・ラップ(USA)と接触して転倒したモー・ファラー(GBR)が、何事もなかったように涼しい顔で連覇達成。「転んでも金メダル」は、1972年ミュンヘン大会のラッセ・ヴィレン(FIN)以来でしょうか?
できれば最後まで競り合ったポール・タヌイ(KEN/九電工)に勝ってもらって、日本語のインタヴューが聞きたかったところですが、余裕度が全然違いました。

大迫傑は、タフな展開に中盤までよく対応したものの、本人が言うように世界が相手だとまだまだ力不足。せめて第2集団で粘るくらいのところは見せてほしかったのですが…。

男子走幅跳では安定感ナンバーワンと推したグレッグ・ラザフォードが、予選で3回目にようやく10位に入る冷や汗通過で、ますます混戦模様。結局、フィールド種目3回連続での「6回目の大逆転」で、アメリカのジェフ・ヘンダーソンが優勝をさらい、全米での「LJ好景気」をそのまま発揮する結果となりました。ラザフォードも6回目に3位に上がるジャンプで、まずは面目躍如といったところ。

6回目はそれまでトップにいたルポ・マニョンガ(RSA)が、ラスト3人の大ジャンプ連発でヒヤヒヤの連続だったでしょうが、何とか銀メダルは確保。
最終跳躍者だったジャリオン・ローソン(USA)も金メダルラインの付近に着地して場内は騒然となりましたが、記録が出てみると7m78。これにはローソン憤然と抗議し、見ているほうとしても「計測器の間違いでは?」と思いましたが、スロー映像にはローソンの左手が砂場を掃いているところがはっきりと映し出されていて、一件落着。しかし当人にとっては、諦めきれない幻のメダルだったでしょう。



そして、本日のメインディッシュは女子100m。

トラック種目史上初の3連覇を狙ったシェリー-アン・フレイザー-プライスが好スタートを切ったのも束の間、中盤から軽やかに抜け出したエレイン・トンプソンが10秒71で圧勝、シェリーアンから女王の座を継承するレースとなりました。
その1時間半ほど前に行われた準決勝で、2組1着となったシェリーアンをスキッパーズら他の選手が嬉しそうに祝福し、それに彼女が感極まったような表情を浮かべたのが、とても印象的でした。それほど、今季前半の彼女の不調は深刻で、表舞台で笑顔を絶やさない人気者の陰での苦しみを、周りの選手も気遣っていたのだなと推察されました。
みごと本番に間に合わせて全盛時に近いスタートを取り戻したシェリーアンでしたが、若い力の前に屈し、それでもレース後の彼女の表情はとても晴れやかでした。
RIO016

七種競技は、前日走高跳での快記録の流れをそのままに、やり投で大本命のジェシカ・エニス-ヒル(GBR)に7m以上の大差をつけたナフィサトゥ・ティアム(BEL)が、最後の800mで先頭を走るエニスヒルには大きく離されたものの35点差で粘り切り、優勝しました。
記録は、100mH13"56-HJ1m98-SP14m91-200m25"10-LJ6m58-JT53m13-800m2'16"54 で総合6810p.のNR、
対するエニス-ヒルは、12"84-1m89-13m86-23"49-6m34-46m06-2'09"07の6775p.
3位は夫婦金メダルを目指していたブリアン・テイセン-イートン(CAN)でした。
混成競技の最終種目は、レースでありながらまったく自分自身との戦いとなります。最後に待ち受ける最も過酷な種目を終えて、7種目を“完走”した選手たちの笑顔には、いつも感動というよりは、羨望を感じてしまいます。
RIO017

さあ、間もなく女子マラソンがスタートですよ!

 

リオ五輪直前展望・Day2(8/13)



オリンピックも今日で競技4日目。陸上競技の開始まであと4日と迫ってまいりました。
ここまで見てきた中で、もちろん競泳の男子400m個人メドレー、ハムスケとダイヤのダブル表彰台には大喝采でしたが、私が個人的に超熱狂したのは自転車の男女個人ロードレース。美しい海岸風景の平坦コースと選手を苦悶させる登り坂、そしてモータースポーツさながらのクラッシュ・シーンが頻発する魔の下り坂、ゴール前数㎞の平坦コースを必死に逃げるクライマーと追走集団の鬼ごっこ…テレビでは放送できない長丁場(男子6時間超、女子4時間)のレースは見どころ満載で、NHKのネット放送に齧りついていましたですよ!
やっぱり、陸上おたくはレースものが大好き。自転車競技には、陸上関係者が学ぶべき要素もたくさんあります。見逃した方は、ぜひNHKの特設ページを見てみてください。(男子は実況なしですが、女子はなんと、あの刈屋富士雄アナのプレミアム実況つき!)

◆Day2のプログラム

―Morning Session—
 (  9:30)男子100m予備予選/女子TJ予選/女子3000mSC予選/
 (10:50)男子円盤投決勝/女子400m予選/七種競技・LJ/男子100m予選

―Evening Session—
 (  8:00)七種競技・JT/男子PV予選/男子400m準決勝/男子走幅跳決勝/
 (  9:00)女子100m準決勝/七種競技・JT/男子800m準決勝
 (  9:55)男子10000m決勝
 (10:35)女子100m決勝/七種競技・800m


◇男子100m

  15WC 9”79U.ボルト(JAM) ②9”80J.ガトリン(USA) ③9”92A.デグラス(CAN)・T.ブロメル(USA
  15DL  20p./4 ガトリン ②7p./4 J.ヴィコー(FRA) ③5p./4 M.ロジャーズ(USA
  16DL  20p./2 ガトリン ②13p./3 ロジャーズ ③10p./1 デグラス・J.A.ハーヴェイ(TUR)・ヴィコー
  16WL  9”80 ガトリン ②9”84 ブロメル ③9”86 ヴィコー ⑲10”01 桐生祥秀(東洋大)

  ※WC=世界選手権 
    DL=ダイヤモンドリーグ「総計ポイント/試合数」(15年と16年とではポイント設定が異なる)

    WL=シーズン・ランキング(五輪欠場が判明している選手、1か国4人目以降の選手は除外) 


故障がちなコンディションとレース数の少なさからボルトに黄信号が囁かれる一方で、ガトリンが順調にステップを刻んできている、というシーズン前半の状況は、去年と同じ。去年に比べればガトリンのタイム的な勢いが物足りないところもあり、むしろDLロンドン大会(200m)で「不安なし」をアピールしたボルトの上昇度は、去年を上回るかもしれません。
ただし、去年との大きな違いはここにボルト最大の難敵にして同僚のヨハン・ブレイクが加わること。
まだジャマイカ選手権の走りぶりくらいしか参考にするものがないとはいえ、もともと潜在能力はボルト級と言われるだけに、「まとめてやっつける」光景もあり得なくはありません。
いずれにしても、「21世紀のザ・グレーテスト」にとって、2年続けての「キンシャサの奇跡」が必要な状況は、間違いないでしょう。


優勝争いから離れたところでは、直前のDLでも故障再発したかに見えるキム・コリンズ(SKN)が無事に出てくるかどうか、歴史に残る41歳のパフォーマンスを見せられるかどうか、日本選手を含めて36年ぶりに黒人以外の決勝進出者が出るかどうか、といった話題があります。
日本勢は、あまり気持ちで「9秒台」にこだわらず(風次第ですしね)、肩の力を抜いてファースト・ラウンドに臨んでもらいたいものだと思います。

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◇女子3000mSC

 15WC ①9'19"11H.K.ジェプケモイ(KEN) ②9'19"24H.グリビ(TUN) ③9'19"25G.F.クラウゼ(GER)
 15WL ①15p/5V.ニャンブラ(KEN) ②13p/5ジェプケモイ ③12p/2グリビ
 16DL ①26p/3R.ジェベト(BRN)、ジェプケモイ ③15p/4S.アセファ(ETH)
 16WL ①8'59"97 ジェベト ②9'00"01 ジェプケモイ ③9'10"76 E.コバーン(USA)
50.9'44"22 高見澤安珠

DLユージーン大会でジェベトとジェプケモイ(放送では「キエン」と呼称)が繰り広げた9分の壁を挟んでの攻防を見る限り、この両者の圧倒的優位を感じさせる今シーズン。上海ではジェプケモイが勝ち、あとはオスロとストックホルムで1勝ずつ。ユージーンのレースも途中独走になりかけたジェベトがゴール前ヨレヨレになったところをジェプケモイが激しく追い上げたもので、力関係はほぼ互角でしょうか。
9分を破るというのは途轍もないことなのですが、2人ともレース運びやハードリングに大きな不安を残すことも確かです。そこを研究し尽くしているとすれば、レース巧者のグリビやコバーンにも勝機が生まれます。
世界大会初挑戦の高見澤としては、序盤のスローペースに惑わされず、自分のペースに徹して粘り切ることに尽きるでしょう。

◇男子円盤投

 15WC ①67m40P.マラホフスキー(POL) ②66m90P.ミラノフ(BEL) ③65m18R.ウルバネク(POL)
 15DL ①21p/6マラホフスキー ②19p/6ウルバネク ③6p/2ミラノフ
 16DL ①41p/5マラホフスキー ②23p/4ウルバネク ③14p/4D.ストール(SWE)
 16WL ①68m15マラホフスキー ②68m06C.ハルティング(GER) ③68m04R.ハルティング(GER)


昨年来、ピョートル・マラホフスキーの天下となっている種目ですが、ファンが気にかけていたのは鳴りを潜め続けていたロベルト・ハルティング(GER)の状況です。このロンドン王者がとうとう6月になって復活を果たし、ローマで3位、バーミンガムで2位と調子を上げると、その後きっちりとSBを投げて完全復調をアピールしています。
兄弟で表彰台を、といきたいところながら、クリストフの方はまだまだ一発屋の域を抜け出せず、ウルバネクやミラノフの安定感が光っています。

◇男子走幅跳

 15WC ①8m41G.ラザフォード(GBR) ②8m24F.ラピエール(AUS) ③8m18ワン・チャナン(CHN)
 15DL ①21p/5ラザフォード ②10p/3M.デンディ(USA) ③8p/3M.ハートフィールド(USA)
 16DL ①24p/3ガオ・ジンロン(CHN) ②24p/5ラピエール ③22p/4R.サマーイ(RSA)
 16WL ①8m58J.ローソン(USA) ②8m44M.トルネウス(SWE) ③8m42デンディ


大混戦。ロンドン王者のグレッグ・ラザフォードが要所で勝負強いところを見せてはいるものの、記録的に突き抜けているわけではありません。8m30-50を跳べば誰にでも優勝のチャンスがあるということで、その候補者を挙げれば片手では足りなくなります。
去年から今年にかけて勢力図を大いに伸ばしているのが中国勢で、世界選手権では3人が3位から5位を占め、今年もガオ・ジンロンが3戦2勝でDLトップ、シ・ユウハオが8m30でランキング9位と人材が豊富です。
と思っていたら、7月になって突如記録ラッシュに沸いたのが全米予選。ジェフ・ヘンダーソンの8m59wを筆頭に、6位まで8m30オーバーという盛況ぶりで、せっかく3位になったウィル・クレイが公認で参加標準記録を跳んでいないために代表になれない、という珍事まで起きました。
予選から通して、波乱連続の試合になるのではないでしょうか。となると、修羅場経験の豊富なラザフォード、ラピエールに分があるような気がします。

◇男子10000m(DL非実施)

  15WC 27’01”13 M.ファラー ②27’01”76 G.カムウォロル(KEN) ③27’02”83 P.タヌイ(KEN
  16WL  26’51”11 Y.デメラシュ(ETH) ②26’53”71 ファラー ③26’57”33T.トーラ(ETH

   27’29”69 村山紘太(旭化成)※村山の記録は昨年のものを適用 

ロンドン2冠王のファラーに付け入る隙が見出せず、連覇が濃厚と思われます。当然のことながら、ケニア・エチオピア勢の強烈な包囲網をかいくぐり、ラスト53秒の爆発力を温存するレースパターンには神経を砕くでしょうが、問題はないでしょう。
そのエチオピア代表が誰になったのか、ケニアも4人登録されている10000代表(タヌイ、ムネリア、カムウォロル、カロキ)のうちの誰なのか、今一つ情報が伝わってきませんが、まあ誰が来てもファラーの定位置以外の椅子はほぼ占めてしまうでしょう。
27分台前半の走力があれば、アフリカ勢の激しい揺さぶりにも何とか対応可能、というところを信じて、大迫傑と村山謙太の戦いぶりに注目していきたいと思います。


 

ボルト故障!?・・・アヤナ2冠にロックオン!・・・世界の動向



ジャマイカから、気になるニュースが入ってきました。
ウサイン・ボルトが国内選考会になるジャマイカ選手権の100m決勝を故障のためDNS、200mにも出場しない、というのです。
記事によれば、過去の実績による救済が濃厚な雰囲気ではありますが、本番まで6週間というこの時期での脚の状態が心配されます。ロンドンの時も国内選手権でブレイクに完敗してからの巻き返しでしたが、予断を許さない状況ですね。


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【ニオイが】アクアデオ【解消!】



さて、いっぽうの中長距離は、と言いますと、「王国」ケニアとエチオピアで、それぞれ選考会が開催されています。
まずは、ケニア選考会の中長距離の結果を。
今シーズン絶不調のルディシャが何とか代表に踏みとどまり、その他の各種目もまずまず順当に実力者が代表に選ばれることになりそうです。記録は全般に平凡ながら、コンディション等の要因もあるようで、何とも言えません。お家芸の男子3000mSCなどは、上位3人が速いペースで圧倒的な差をつけてしまったので、最後は手をつながんばかりにゆっくりとゴールした結果のようです。
日本の実業団で活躍するポール・タヌイが今年も代表の座を掴みましたが、ビダン・カロキは残念な結果でした。

<男子>
800m ① 1'43"73  アルフレッド・キプケテル
② 1'44"05  ファーグソン・ロティッチ
③ 1'44"23  ディヴィッド・ルディシャ

1500m ① 3'38"21  アスベル・キプロプ
② 3'38"48  エリヤ・マナンゴイ
③ 3'38"80  ロナルド・ケモイ

5000m ※手動計時
① 13'37"2  カレ・ディク
② 13'37"6  イサイア・コエチ
③ 13'39"1  サイラス・ルト

10000m ① 27'46"15  ポール・タヌイ(九電工)
② 27'57"07  チャールズ・ムネリア
③ 28'12"22  ウィルフレッド・キミテ
※ DNF  ジョフリー・カムウォロル、ビダン・カロキ(DeNA)

3000mSC ① 8'27"68  ブライミン・キプルト
② 8'27"86  コンセスラス・キプルト
③ 8'27"95  エゼキエル・ケンボイ
※ DNF ジャイラス・ビレチ

<女子>
800m ① 1'58"27  マーガレット・ワンブイ
② 1'59"63  ユニス・サム
③ 2'00"16  ウィニー・チェベト

1500m ① 4'06"71  フェイズ・キピエゴン
② 4'10"00  ナンシー・チェプケモイ
③ 4'11"93  ヴィオラ・ラガト

5000m ① 15'01"60  ヴィヴィアン・チェルイヨット
② 15'13"45  ヘレン・オビリ
③ 15'25"51  マーシー・チェロノ

10000m ① 31'36"60  ヴィヴィアン・チェルイヨット(2015金)
② 32'04"83  ベッツィ・サイナ
※ DNS アリス・アプロット・ナウォブナ…前週のアフリカ選手権優勝により代表入り

3000mSC ① 9'28"33  ハイヴィン・キエン・ジェプケモイ
② 9'41"87  ベアトリス・チェプコエチ
③ 9'48"47  リディア・ロティッチ


一方のエチオピアは、まだ男女10000mの結果しか伝わってきていませんが、女子10000mは衝撃のリザルトです。
5000mで無敵の状態にあるアルマズ・アヤナが初めて10000mに挑み、「初10000m世界最高」「世界歴代8位」のタイムで、圧勝。それだけでなく、なんと9位までが30分台という世紀のレースになったようです。ケニアの成績を見て「お、鈴木亜由子でも案外勝負になりそうだな」と一瞬思ってしまいましたが、いやはや女子の長距離はやっぱりエチオピアですねえ…。
かつての女王ティルネッシュ・ディババは、辛うじて代表の一角に食い込んだものの、これが10000mでは生涯初の黒星。その妹・ゲンゼベの動向が今年はまったく不明で、果たしてこの大会の1500m、5000mに出てくるのかどうか、続報を待ちたいと思います。

<男子>
10000m ① 26'51"11  イグレム・デメラシュ
② 26'57"45  タミラ・トーラ
③ 26'57"88  アバディ・エンバイエ

<女子>
10000m ① 30'07"00  アルマズ・アヤナ
② 30'28"47  ゲレテ・ブルカ
③ 30'28"53  ティルネッシュ・ディババ



 
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