豊大先生流・陸上競技のミカタ

陸上競技を見続けて半世紀。「かけっこ」をこよなく愛するオヤジの長文日記です。 (2016年6月9日開設)

観戦記事

“世紀の一戦”MGCを振り返る


MGC02

日本国内のマラソン・シーンがここまで世間の注目を集めたのは、いったいいつ以来だったでしょうかね?まさに国民的行事となった『MGS』、素晴らしいイベントでありプロジェクトでした。
何より、男女の有力選手が全員、一堂に会するというのは史上初めてのことです。
男子だけで言えば、たとえば1979年および83年の福岡国際マラソンのように、オリンピック代表候補が全員集合して、結果的に“一発選考”で代表が決まったケースがありました。ただし、当時は国内ビッグレースの三者鼎立という状況にはなっていなかったので、福岡を事実上の代表決定レースとすることは陸連の胸先一つで可能だったのです。今は、そうではありません。その“大人の事情”に雁字搦めになった状況に風穴を開けた陸連の努力と工夫に、拍手を送りたいと思います。

先にスタートした男子は、まさかそこまではという疑念をあっさりと覆す設楽悠太のロケットスタート。「本当に中山竹通を再現するのか?」という展開にワクワクしました。私は9時10分以降はほとんど女子だけを視ていたので、中間の展開はよく分かっていませんが(まだビデオ検証をしてないのです)、次に戦況を見た時にはすでに35㎞過ぎ…疲れ切った表情の設楽に、後続の集団が間近に迫ってきているところでした。
ちょっと思ったんですが、設楽一人ではなくて、設楽と大迫傑が申し合わせるようにして並んで飛び出していたとしたら(それも付いていくには躊躇われるほどのペースで)、どうなっていたでしょうかね?やはり無理でも付いていかざるを得ないからと、服部勇馬以下の有力選手は、縦長の形状で何とか食らいつく集団を形成しますね。先頭の二人は「俺たちにいつまでも付いて来られる筈がない」とばかりにスピードを緩めない、結果的に前の方は後半暑さに全員撃沈して、最初から諦め半分にマイペースを決め込んだ後方の大穴ランナーが(例えては悪いですが、女子の野上恵子選手のように)上位を攫う、というようなことが起きたかもしれません。

それはそうと、中村匠吾(富士通)の優勝、まことに見事でした。終盤にきつい登り坂があるあのコースは、箱根の2区戸塚中継所前を思い起こさせますね。あるいは、中村と大迫の鍔競り合いは、2014年の1区の激闘を思い出させました。この時の東洋大は服部が2区で、1区は田口雅也。区間賞は日体大の山中秀仁で、中村は僅差の2位、田口が3位。大迫は中村に競り潰される形で区間賞争いから脱落し、5位でした。
箱根路を沸かせたスター選手たちがこうした激戦を再現してくれたことに、感慨を覚えます。大迫にとっては、走ったことのない2区の終盤や中村との競り合いの記憶など、気持ちの上でちょっとした不利が重なったかもしれません。
私は、中村が駒大3年生だったその年度、東京・味の素スタジアムで行われた日本選手権の10000mを現地観戦した際に、宇賀地強や深津卓也、窪田忍といった先輩・OBに交じって奮闘する彼の走りに強い印象を受け、「今年の箱根で注目は中村だ!」と周囲に語っていたのを思い出します。彼の3,4年時には、駒大は『箱根』優勝候補筆頭とも言うべき陣容を誇っていたのですが、それが叶わず、卒業後もどちらかというと停滞しているように見受けられました。

つまりその、ずっと気にかかっていた選手の一人ではあったんです。
予想大外しの言い訳です。しかしながら、印をつけた5人中4人が掠りもせずに、3位・14位・23位・25位・27位(ビリ)という体たらくでは、言い訳にもなりゃしませんな。



女子の前田穂南、という本命印は、実はかなり前から決めていました。
結果的には、2位に付けた差が3分47秒、つまりは圧倒的な力の差をもって優勝したわけです。レース展開的にどうのではなく、自力でレースを作ってのその結果ですから、現状で少なくとも夏場のレースでは実力が図抜けていることは明らかで、陸上ファンとしてそこを見抜けないでどうする、というところです。当たったから言うんですけどね。
当ブログで開陳する予想記事には、多分にヒイキ目が混じってくることは間違いありません。私にとって、松田・鈴木・福士というNHKの推す「3強」よりも、前田や安藤に対するヒイキ目が大きかった、その末の予想であったことは確かです。もしも前田彩里が万全の体調で出てきていたら、これもヒイキしてたことでしょう。
予想なんて、そんなもんです。勝負を左右する各個のコンディションや精神状態なんて、私ら外野席には全く伝わってきませんしね。

もう一人、心密かに(でもないか)ヒイキしてた小原怜選手。
4年前が1秒差、今度が4秒差。カワイソ過ぎる。
ファイナルチャレンジのターゲットタイムを見る時、男子の2時間5分49秒はなかなかに高い壁ですが、女子の2時間22分22秒はそうでもありません。現実に、これを上回るPBを持っているのが安藤と福士。松田にしても、PBを1秒でも更新すればOKなのです。
むろん、3つのレース(さいたま・大阪・名古屋)のどれかで出さなければならないとなると、本人の体調、当日の気象条件、レース展開とすべてのお膳立てが整うかどうかは神のみぞ知るところ。狙って出せるものではないでしょうが、それでも今回敗れた7人、出られなかった5人、計12人(むろん小原本人が加われば13人)の誰かがどこかのレースで出す可能性は、少なからずあります。

いやですね。毎年楽しみにしてるこれらのレースを、「記録よ、出るな出るな」と念じながら見つめなければならないなんて。
MGCの、唯一つ罪作りな処が、そこになりました。

“ボンバイエ駅伝”炸裂!?~『第38回全日本実業団女子駅伝』観戦記


 
◇「ボンバイエって何ですか?」
ううむ、増田さん、たぶん知ってて聞いたと思うんだけど、新夕アナは
「みんなで頑張ろうとか、そーゆーことです」
なんて、的確に説明できてなかったですね。
唐突に「ボンバイエ駅伝」なる珍妙なネーミングが紹介されたのはレース終盤、パナソニックが2連覇をほぼ確定させた状況でのことでした。命名者の安養寺監督は、「原晋監督の路線じゃないか?」との記者のツッコミに「真似をしているわけではない」とはぐらかしたようですが、多分に意識してないとこんな表現は出てこないですよね?

「ボンバイエ=Bom-ba-ye」とは、アフリカの言語(リンガラ語)で「やっちまえ!」「ぶっ殺せ!」くらいの意味。つまり、昔懐かしい近鉄バファローズ・「いてまえ打線」を「ボンバイエ打線」と言い換えるならまだしも、駅伝に応用するには少々不穏なニュアンスのフレーズですね。(別に語学に詳しいわけではないので、正確かどうか分かりません)

「20世紀最高のアスリート」と評されるプロボクサー:モハメド・アリが1974年に時の世界ヘビー級王者ジョージ・フォアマンをKOして「キンシャサの奇跡」と言われた王座復帰を果たした時、会場となったザイール(現コンゴ民主共和国)のキンシャサ屋外特設リングに響き渡ったのが、「Ali,bomba-ye!」のシュプレヒコール。これをそのまま音源にして自伝的映画の挿入曲に仕立てたものを、アリが後に異種格闘技戦(1976年6月)で対戦したアントニオ猪木にプレゼント、冒頭のシュプレヒコール部分が「猪木、ボンバイエ!」とアレンジされて、あまりにも有名な猪木のテーマミュージック『炎のファイター』となりました。(初めの頃は「ボンバイエ」という言葉が分からず、「猪木、ガンバレ!」と聞こえていた人が大部分でした。関係ないけど、レコードのB面は倍賞美津子とのデュエット曲)

…という、オールド・プロレス&ボクシング・ファンにしか伝わらない意味を持つ言葉を、女子駅伝チームのキャッチフレースにするというのは…センスがいいんだかダサいんだか、微妙なところですな。
それにしても、“細か情報”を何気にスルーし続ける新夕アナに、ささやかな仕返しを試みたのか増田さん、この二人のコンビネーションは何ともチグハグです。


◇上位チーム寸評

と、そんなことがいちばん印象に残ってしまった今回の『全日本実業団対抗女子駅伝』。
昨年1位となったユニバーサルエンターテインメントのドーピング失格事件、予選会でのリタイア寸前の選手を巡る運営騒動と、芳しくない話題が先行する中、戦前に「3強」と位置付けられたパナソニック、ダイハツ、日本郵政G.を中心に熱戦が繰り広げられました。

上位3チームは、まずまず順当なところ。
パナソニックは「3本柱」がいずれも2年連続区間賞と、しっかり実力を発揮して盤石の優勝。
昨年に比べると区間によってややバラつきが目立ち、「層の厚さはピカイチ」とか「どこをとっても隙のない強力チーム」といった評価は下し切れないところがありますが、キャプテン内藤を含めた主力選手が(森田詩織を除き)いずれも順調にシーズンを推移したことが、今回の安定感につながりました。
若いチームだけにしばらくは優勝候補の一角を占め続けそうですが、逆に、それなら補強は要らないね、ということになりそうな気もします。大所帯の維持が許されるチーム事情ではなさそうなので、そのあたりが痛し痒しというところでしょうか。

天満屋には日刊スポーツの展望記事でかなりの高評価がつけられていたので、注目していました。なるほどエース2人が確実に仕事を果たすし3番手以下の選手もよく成長してるし、結果的には穴となる区間のない、最も堅実な成績となりました。特に、前田穂南の成長ぶりは著しく、もはや全盛期の重友梨佐に取って代わる大黒柱と言っていいでしょう。

ダイハツは“大砲”前田彩里の欠場という大きなハンディがありながら、その分を大森菜月の復調がカバーして昨年に続くベスト3。ここも全員が区間ひとケタ順位と粒を揃えての好成績です。松田・𠮷本・大森が計算できる存在に並んでいますから、ここに前田や久馬姉妹あたりが戻って来ると、来年はいよいよ大本命になるかもしれません。

ひと頃に比べて戦力ダウンの感を免れなかったヤマダ電機は、そこから更に西原加純が抜けて苦戦は必至かと思われましたが、サブリーダー格の筒井・石井が踏ん張り、アンカー市川珠李が殊勲の区間賞で、4位は予想外の上出来でしょう。(もっとも西原はこの駅伝で好走したためしがありませんけどね)

予選会トップのワコールも、天満屋とよく似たタイプのチームにまとまってきました。福士おばさんはまだまだ一級品の力を残していますし、充実著しい若手の中から、激しい5位争いを制した立役者に長谷川詩乃が名乗り出たのは、今後に向けて大きい。

私が過去数年間“優勝候補”に推していた豊田自動織機は、エースの福田有以が使えず、藪下・菅野の立命館コンビも調子が上がらない中、2区・山本菜緒が区間賞、6区・前田梨乃が区間3位と、“補欠組”が気を吐いて好位を死守しました。エカラレという超級のジョーカーを手に入れたこともあり、今後も目が離せない存在です。

パナ以上に「優勝候補」の呼び声が高かった日本郵政は、鈴木と鍋島を除いては計算外の凡走区間が続いて撃沈。創部3年目で全日本を制したチームだけに、いっそう駅伝の難しさ、摩訶不思議さを痛感していることでしょう。

私は秘かに、「3強+デンソーだ!」と注目しており、序盤はその通りの好ダッシュを見せたものの、森林・矢田の強力ルーキーが今一つ本領を発揮できずにシード圏ギリギリの8位でした。かつてのV3メンバーとは総入れ替えの陣容となり、荘司・池内あたりがリーダー格のフレッシュな顔ぶれは、今後が楽しみです。(私、池内綾乃選手のファンです)

惜しいところで3年連続のシードを逃してしまったのが資生堂。今季初めの記事では「一気に優勝候補」とまで期待していたのですが、高見澤・今村がトラック・シーズンから全く音沙汰なしでは、戦力アップになりませんでした。
“ビジュアル組”の総大将・須永千尋が今回でラストランということで、駅伝では遂にいいところを見せられなかったとはいえ、長年「こんな美人が」走るところを見られるだけでありがたい存在でした。

「来る来る」と思わせながら、なかなか来ないのが積水化学。ここも随分と顔ぶれが変わりましたけど、今回は予選会で佐藤早也伽がブレイクしたりして、毎年ちょっとずつ上昇気配を見せているところが、そう思わせてしまう所以なのでしょう。

大会史に残る不祥事を起こしてしまったユニバーサルは、いつの間にか大エース・木村友香の名前が消えていてまずビックリ。“当事者”の中村萌乃と併せて飛車角が一挙に抜けてしまった戦力では、失地挽回どころかシード権も危ういだろうと言われていた通りになってしまいました。救いは、1区の鷲見が終盤に意地を見せてくれたこと。鷲見がせめて高校時代の爆発力を取り戻し、ここに伊澤や和久、ワンジュグが本来の調子に戻って来れば、まだまだ強豪の一角には復帰できます。

シードの常連だった第一生命G.が、まさかの12位に沈没。1区・嵯峨山が(私、ファンです)途中まで好走しながら終盤大失速したつまづきが尾を引いて、頼みの上原が7ランク・ダウンの不調とあっては前半戦で“タオル投入”の状態でしたね。

山ノ内みなみの加入でシード圏入りが有望視されていた京セラ。1区・盛山が悪くない位置に食い下がって「あるいは?」と思わせたのですが、肝心の山ノ内が上原と同じく7人抜かれの絶不調で万事休す。実力未知数の“中途採用”から突然日本代表にまで躍り出た今年一番の出世頭が、この大事なレースに合わせられなかったのは残念でした。

14位以下のチームについては申し訳ないですが、まあ順当なところに落ち着いたかな、と。
一つ言うなら…私にとって気になるのは、予選会でどうやら脚を傷めてしまったらしい様子がチラリと映っていた横江里沙(大塚製薬)が、やはり姿を見せなかったこと。エントリーはされていましたので、さほど深刻な状況ではなかろうと思いますが、着々と復調途上にあったように見えていましたので、心配です。
同様に、エース区間で鈴木亜由子らと競り合う元気な走りを見せていたのに、突然消えてしまった加藤岬(九電工)も心配。今大会は予選会の経緯から、「早めのレフェリー・ストップ」が発動されたのではないかと推察するのですが、故障の状況は不明です。
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◇駅伝日本一決定戦が見たい

今回は、私的ヒイキ筋の横江に加えて、前田彩里(ダイハツ)、西原加純(ヤマダ電機)、菅野七虹(豊田自動織機)、小泉直子(デンソー)、高見澤安珠(資生堂)、木村友香(元ユニバーサル)、宮﨑悠香(九電工)、清水美穂(ホクレン)等々といった有力選手の欠場が目立ちました。
また、これはもともと出場カテゴリにない選手たちなので仕方ないのですが、新谷仁美、田中希実、安藤友香、清田真央、岩出玲亜、高松望ムセンビといったスター選手を見ることが出来ないのも残念なところ。これらの選手の中には、駅伝チームの事情に縛られたくないという意向からあえてクラブチームや一匹狼路線を選択しているケースも多く、それは今後ますます増えていくことが予測されます。
男子をも含め、『実業団駅伝』が“オールスター”“百花繚乱”のイメージから少しずつ後退しつつあることは、否定できません。
選手の体調管理にいっそうの努力と研究を切望するとともに、駅伝が罪悪視されることなくいっそうの盛り上がりを見せるような方策を、考えてもらいたいものです。

TBSが連呼する「駅伝日本一決定戦!」というフレーズも気に入りません。実情はその通りかもしれませんが、やはりファンとしては高校・大学・実業団・クラブチームが一堂に会する真の「日本一決定戦」=『駅伝グランプリ日本選手権』(勝手に命名)というものを、見てみたい気がします。『北九州駅伝』や『十和田八幡平駅伝』、昨年限りで廃止されてしまった『FUKUIスーパーレディス駅伝』などはそういう趣もありますが、シニアと高校とで区間を変えていたり実業団が二軍メンバーで臨んだりと、およそ「駅伝日本一」の大会ではありません。
年末の『全国高校駅伝』、年始の『全日本実業団(男子)駅伝』までが終ったところで、各カテゴリの上位チーム(上位8チームとか)が「チーム日本一の称号」と「高額賞金」を賭けて対決する…そんな大会を、何とか設けられないものでしょうかね?そりゃあ過密な個人レースのスケジュールもありますから、実現が困難なのは百も承知ですけど、『さいたま国際マラソン』みたいな要らないレースをいくつか整理していけば、3月中旬~下旬くらいで十分イケると思うんですが。そうなると、クラブチームだって黙ってないで、チーム編成や個々の強化に本腰入れると思いますよ。あるいは、「既存のチームが1人だけ外部から補強可能」といった特別ルール(ただし社会人・大学生・高校生のカテゴリは侵さない。外国人ランナーは国内居住者のみ)
を作るとか。
なんたって、基本的には「駅伝をみんなで走る」って楽しいものですからね。普段は一匹狼でも「それなら出たい」という選手もきっといるはず。
マラソンでオリンピックに出るばかりが長距離ランナーの目標じゃなくていい。「駅伝で日本一」を真剣に目指すチームがあっても、それは長距離界の裾野を拡げることにつながるのではないか、と思います。

男子マラソン、2時間1分台の時代来たる!


2018-09-16 22.54.48

たった今、『BMWベルリン・マラソン』の留守録を観終わったところです。
毎年のように“歴史的なレース”になっている印象の強いこの大会、今年はとうとう、人類が2時間1分台でフルマラソンを走破する様子を満喫することができました。
2時間01分39秒ーー走り抜けたのは、現在、あるいは史上最強のマラソン・ランナーとも言われるエリウド・キプチョゲ(KEN)です。ご存知リオ五輪の金メダリストで、マラソンはこれで11戦10勝・2着1回・9連勝中という33歳。スタートから一人我が道を往き、ペースメーカーが次々と脱落する中、25㎞以降はまったくの独り旅で達成した記録でした。
2着には2月の『東京マラソン』で設楽悠太(Honda)に競り負けたアモス・キプルト(KEN)で2時間06分23秒、3着はかつて唯一キプチョゲを破った男…「一騎討ち」を予想されていたウィルソン・キプサング(KEN)が2時間06分48秒で入り、2度目のマラソンとなった中村匠吾(富士通)が2時間08分16秒で4位に続いたのはなかなか見事でした。

女子は、ディフェンディング・チャンピオンのグラディス・チェロノ(KEN)が、13年間大会記録として君臨してきた野口みずきさんの2時間19分12秒を大幅に更新する2時間18分11秒で連覇達成です。
2着は2時間18分34秒でルティ・アガ(ETH)と、昨年と同じワン・ツーとなりました。PB(2時間17分58秒)の更新を公言し中盤で一時単独トップに立っていたティルネッシュ・ディババ(ETH)は、30㎞手前で失速、その後はよく粘って2時間18分55秒の3位。ここまでがコース・レコードを上回りました。

スタート時の気温が15度、ちょうど中間点のあたりから陽光がさしはじめ、後半は20度前後まで上がったのではないかと推察されます。終始無風に近い状態だったのは幸いとして、キプチョゲと女子の上位選手以外は軒並み終盤にペースを崩していることからも、気象コンディションは「絶好」とまではいかなかったのではないでしょうか。
(日本国内のレースのように集団走からのサバイバル戦の様相であれば、気象に関係なくこういうことが起こり得ますが、今回は何十人と配置されたペースメーカーに各自がそれぞれのペース設定で付きレースメイクをしていたので、この終盤の崩れは気象に一因あり?と思ったわけです)
そうした中でのキプチョゲの強さは、まさに異次元。私は(おそらく多くの方がそうだと思いますが)マラソン世界ランカーの9割近くを占めるケニア勢の誰彼がほとんど区別がつかなかったんですけれども、いやはやこの人だけは別格、という感じがします。

日本選手については国内の放送局からライブ・リザルト(インターネットで配信される速報)をチェックしつつ実況する進藤アナの情報だけが頼りで、映像はほとんど入ってこなかった中、唯一中村だけは「Fastest Japanese」のテロップとともに35㎞過ぎとフィニッシュで紹介されました。25㎞までほぼ15分/5㎞のペースを積み上げ、終盤もさほど失速しなかったのは大したものです。現時点で、設楽悠、井上大仁(MHPS)とともに、「箱根の勇者三羽ガラス」とも言うべき存在になってきましたね。
かつての「箱根のスーパースター」佐藤悠基(日清食糞G.)は大崩れこそしなかったものの、2時間09分18秒とPBに及ばず6位、上門大祐(大塚製薬)が2時間11分07秒で8位と、MGC有資格者が上位入賞を果たしています。ワイルドカード(2レース平均タイムが2時間11分以内)でのMGC出場権獲得を狙っていた神野大地(コニカミノルタ)・村山謙太(旭化成)は、ともに目的を果たせませんでした。



女子の日本人選手は、5位でゴール前に姿を現した松田瑞生(ダイハツ)を一瞬カメラが捉えかけましたが、ちょうど並走していた男子の地元選手のほうがフォーカスされてしまい、結局ほとんど映らず。松田は2時間22分23秒と、大阪での優勝タイムを更新する見事な第2戦となりました。
中盤からその松田との差を20秒程度にまで追い上げた前田穂南(天満屋)は、終盤息切れしたか2時間25分23秒の7位。ただこちらもマラソン3戦目で、安定して好成績を残しているのは立派。“マラソン界の不思議ちゃん”にも今後さらに期待です。
初マラソンの上原美幸(第一生命G.)は序盤からマイペースを守ったうえで後半ビルドアップ、2時間25分46秒で9位と、まずまずのデビューになりました。
小原怜(天満屋)は万全の状態ではないという情報もあり、中盤までは後輩の前田とタッグ戦を展開していたようですが、その後崩れて2時間27分29秒で10位。ただこちらは、ワイルドカード要件(2レース平均2時間28分以内)を満たして、新たなMGC出場権獲得者となりました。

余談ですが、TV観戦していて気になったことが2つ。

優勝したキプチョゲは、5㎞ごとのスペシャル・ドリンクを、すべて同じスタッフから手渡されていました。そのスタッフ氏、給水所でキプチョゲにドリンクを渡すと、すぐに自転車に飛び乗り、猛然とキプチョゲを追い越して次の給水ポイントへと向かうのです。これは見ていて面白かった。
ところがどういうわけか、最後の40㎞のポイントにはスタッフ氏の姿はなく、キプチョゲは自力でテーブルからボトルをピックアップしようとして失敗!スタッフ氏、自転車がパンクでもしたんでしょうかね?…

もう一つは、終始キプチョゲの後方を追走していた車に搭載された電光タイマーと画面上のタイマーとが10秒程度異なるランニングタイムを計時していたこと。コース途中に設置された固定タイマーも車と同じ時間を表示していましたから、これは画面が間違っているのかと気が気じゃありませんでした。最後、フィニッシュ・ゲート上に設けられたタイマーは画面のものと同じでひと安心です。
ふつう、TV画面を含めてすべてのタイマーはスタート・ピストルからの信号を受けて統一されているはずなのに、これはまたどうした仕組みでこんなことが起きたんでしょうかね?
どうでもいいことかもしれませんが、すごく気になりました。

「薫女OG」に見る女子長距離界の展望


遅ればせながら…ですが。
『第37回大阪国際女子マラソン』、松田瑞生(ダイハツ)の見事な初陣でした。
私がそれ以上に驚いたのは、『北海道マラソン』優勝がホンモノであったことを証明した前田穂南(天満屋)の走りっぷり。さすが天満屋・武富監督は、マラソンに特化した逸材をきちんと見極め、作ってきますよねえ。
昨年『名古屋ウィメンズ』で衝撃のデビューを飾った安藤友香(スズキ浜松AC)に続いて、ワールドクラスの若手有望選手が今後も次々と現れてくる、そんな楽しい期待を感じてしまう、「大阪薫英女学院OG」二人の活躍だったと思います。

松田選手が全国レベルで名を挙げた最初のレースは、おそらく2015年の『都道府県対抗全国女子駅伝』だったでしょう。
アンカー区間の10㎞のうち5㎞以上を、京都の奥野有紀子とビッシリ肩を並べてトップ争いを繰り広げ、トラック勝負最後の直線で鮮やかに抜け出して大阪を初優勝に導いたレースです。
この大会は、大阪と京都が鍔迫り合いをする間に後方から兵庫(林田みさき)と愛知(鈴木亜由子)がヒタヒタと追い上げ、結果的には4チームが1秒おきにゴールするという史上最高の大激戦でした。


そんな中で優勝をさらった大阪府は、9区間のうち8区間が薫英女学院(中学・高校)の現役またはそのOGという、まさに“オール薫女”チーム。大森菜月(立命館大2→ダイハツ)・嵯峨山佳菜未(高1→第一生命G.)・高松智美ムセンビ(中3→高校3在学中)・高松望ムセンビ(高2→東京陸協)・加賀山実里(高3→立命館大3)・前田梨乃(高2→豊田自動織機)・加賀山恵奈(高3→立命館大3)そして前年に卒業して唯一の実業団ランナーとなっていた松田…当時大学2年の大森が最年長という顔ぶれです。高校生だった5人は、全員が前月の『全国高校駅伝』で初優勝した時のメンバーでした。
ちなみに、松田は1年時から3年連続で『高校駅伝』に出場しており、2年時には2区で区間賞を獲得、トップで次走者(加賀山実里)にタスキを渡しています。
松田の1年後輩になる前田穂南は、『高校駅伝』初優勝時は3年生で補欠。それどころか実に高校3年間、すべて補欠登録されていた日陰の実力者でした。

松田は実業団3年目の2016年に、『全日本実業団選手権』10000mで優勝と初の32分切りを達成してトップランカーへと成長し、昨年の日本選手権優勝、世界選手権出場という大活躍を経て、今回の華々しいマラソン・デビューへと繋げました。まさしく順風満帆な躍進ぶりと言えます。
高校時代に表舞台に立つことのなかった前田(穂)は、天満屋で駅伝レギュラーの地位は確保していますが、北海道で脚光を浴びるまでの2年半は、高校時代同様にこれといった実績はありませんでした。


薫英女学院が高校駅伝界の「強豪」にのし上がってきたのはここ数年のことで、『全国』には2006年以来連続出場、2012年以降は6年連続入賞、そして2014年と16年に優勝を飾っています。初入賞の2012年は大森菜月(当時3年)と松田(2年)が1・2区を2位~1位で快走し最終5位、2014年は前述の5選手で立命館宇治とのマッチレースを制した年でした。
薫英躍進の旗頭であり、卒業後は学生長距離界のヒロインとまで言われた大森菜月は、大学1・2年時の活躍ぶりからするとその後ややスローダウン、実業団ルーキーイヤーの今年度も故障がちで、パッとした成績は残せていません。
2度の優勝の中心メンバーだった嵯峨山佳菜未は、実業団ルーキーの今季は『実業団駅伝』の1区でまずまずの走りを見せたものの、期待ほどの成長ぶりは見られていません。
中学時代からその類まれな素質を嘱望されていた高松ムセンビ姉妹も、ここへ来てやや伸び悩みの気配を伺わせています。


消長が激しい女子の勢力図は、今後どのように変化していくのでしょうか?…これを「薫女」の面々だけにスポットを当てて見ていっても、なかなか面白い相関図を描いていけそうです。

現時点でトップを独走するのは言うまでもなく松田です。ただ、大阪のレースは彼女のポテンシャルを十二分に引き出させる条件に恵まれていたことは、注意しておく必要があります。
何と言っても、『大阪』の陰の功労者は、ハーフまでペースメーカーを務めたイロイズ・ウェリングス(AUS)でした。大阪や名古屋ではお馴染みとなっている、ペースメイクの職人です。
ほぼすべての1㎞ラップを3分25秒の安定したペースで先頭を引っ張り続けたこと、さらにはその直後を任されたケニアのペースメーカーがバテてしまいペースダウンしかかったところで前田がスピードアップしたことが、特に初マラソンの松田にとっては絶妙の展開となった事実は見逃せません。

そこへ行くと、松田や、本来ならもっと速いペースが望むところながら今回は調整不十分でちょうどいいペースにハマっていた安藤友香らを相手に、「このままでは勝てない」と自らレースを動かしに行った前田穂南の状況判断は見事でした。惜しむらくは、その戦術を支える地力がまだ今一つ足りなかったということでしょう。
在学時代は日陰者だった前田穂南のさらなるジャンプアップには、私は大いに期待します。トラックレースの実績も5000m15分51秒83、10000m32分43秒42とまだまだですが、北海道・大阪ともに、マラソンの距離をトータルに捉えて戦術につなげるクレバーさを発揮していたように思えます。(インタビューを聞いてると、とてもクレバーには見えませんがね…福島千里以上の話下手)
今後、スピードに磨きをかけていくことにより、変幻自在のレース巧者へと成長していく可能性を持っていますね。
従来、トラックの実績はなくともマラソンでトップランナーの地位を築いた山口衛里や松尾和美、坂本直子、森本友、重友梨佐などのランナーを育て上げた天満屋の選手だという点が、この期待をさらに膨らませます。


次に待ち望むのは、「薫女OG」のリーダー格・大森の巻き返しです。リーダーと言ったって、まだ今年で24歳。ここ3シーズンばかりの不振が故障に起因するのだとすれば、潜在能力と「駅伝1区のスペシャリスト」の名にふさわしい勝負師ぶりはピカイチですから、何とか早く立て直して欲しいものだと思います。“ダイハツ再生工場”に期待ですね。(久馬姉妹のようになかなか再生しない選手もいますけど)
そして高松ムセンビ姉妹。妹・智美はゴールデンアスリートの名に賭けても、名城大への進学が噂される今季は大きな勝負の年としなければなりません。NIKEオレゴンプロジェクトへのテスト参加に挫折した姉・望は、実業団チームに加入しての巻き返しが、あるのでしょうか?
実業団2年目となる嵯峨山にも、立命館大の新たな主軸となる加賀山姉妹にも、また「強い方の前田」と言われた前田梨乃にも、奮起を願ってやみません。

もちろん、女子長距離界は「薫女」だけの世界ではありません。今回は不発に終わった安藤友香の「豊川OG」という最大勢力がありますし、有森裕子さんや高橋尚子さんのように無名校の無名ランナーから立身出世を遂げるケースも少なくなく、そのバックグラウンドは多種多様。
しかし今回のように、同じ学校の先輩・後輩が揃って活躍するようなことがあると、ついつい在学当時の、まだ顔の区別もついていない頃の記録や映像を引っ張り出してきて「ふむふむ」と独り得心する…陸上競技ヲタクには、こんな楽しみ方もあるのですよ。

ノルディック・マラソンマンの衝撃


『第71回福岡国際マラソン選手権』が行われ、ノルウェーの新星ソンドレノールスタッド・モーエンが2時間05分48秒のヨーロッパ新記録で優勝を飾り、日本期待の大迫傑(NIKE O.P.)が日本歴代5位の2時間07分19秒で3位に食い込みました。2位はロンドン五輪&モスクワ世界選手権王者のスティーフェン・キプロティッチ(UGA)、大迫と同じ2度目のマラソンだったビダン・カロキ(DeNA)が4位。6位の上門大祐(大塚製薬)と7位の竹ノ内佳樹(NTT西日本)が、大迫とともにMGC参加資格基準をクリアしました。

2020年東京オリンピック代表選考を見据えた「MGC」の話題が賑やかな中で、まずは大迫の期待どおりの好走が注目を集めました。15分/5kmのペースを最後まで押し通せなかったところに不満は残るとはいえ、数多のランナーがどうしても出せない2時間7分台を2回目のマラソンであっさりとクリアするあたりは、やはり稀有の素質と覚悟を持った大迫ならではと言えるでしょう。
トラックの10000mでは足元にも近寄れないカロキに、マラソンでは勝つことができる…このことは、大迫にとって、また他の選手にとっても極めて大きな意味があると思います。そして、決して飛び抜けたPBを持っているわけでもないのにきっちりと五輪王者・世界王者の実力を示して見せるキプロティッチの存在もまた、日本のマラソン界に何かを語りかけてくるようなものを感じますね。



さてさて、これ以上の「日本男子マラソン界にとって…」の話題は専門誌などにお任せするとして、驚くべきは優勝したモーエン選手、なんとノルウェーのマラソン選手です。

ノルウェーといえば、夏のスポーツ界ではやや地味目な印象のある国ですが、冬の、さらに雪の上ともなれば泣く子も黙るという超大国。アルペンスキーやジャンプも強いが、何と言ってもクロスカントリー・スキーでは他の追随を許さない“王国”です。
ベガール・ウルバン、ビヨルン・ダーリ、トーマス・アルスゴール、ペテル・ノートグ、マリット・ビヨルゲンといった数々の英雄・女傑を輩出してきただけでなく、しばしば世界大会の表彰台を独占する選手層の厚さ。オリンピックで獲得したクロスカントリーの通算金メダル数は、実に40個に及びます。
つまり、雪の上と地面との違いこそあれ、「長いところを走る」ことは得意中の得意とするお国なのです。

陸上界では、比較的記憶に新しいところでは男子やり投のアンドレアス・トルキルドセンがいましたが、中長距離では女子マラソンの創成期に「モンスター」と呼ばれたイングリッド・クリスチャンセンが忘れられません。
今年のロンドン世界選手権では、男子1500mでフィリップ・インヘブリクトセンが銅メダルに食い込みあっと言わせました。その弟のヤコブは16歳にして1マイル4分の壁を破るというユース史上初の快挙を達成するなど、兄以上の大器との呼び声が高い逸材です。
ただノルウェーの陸上選手というと、すぐに思い浮かぶのはこれくらい。男子マラソンで過去に国際舞台で活躍した選手など、不明にして一人も知りません。
これは、いくら「スキー・クロカンが強いんだから陸上の長距離で強い選手がいても不思議ではない」と頭では整理できても、正直なところ驚き以外の何物でもないですね。

IAAF03

驚いたのは私ばかりではないようで。
IAAFのホームページには、大会当日のうちにビッグニュースとして掲載される異例の反応ぶり。
その記録が実に15年ぶりのヨーロッパ新記録であったことはもちろん、世界歴代でも62位にランクインする大記録だったこと。
え、62位が大記録??…

実は、世界歴代ランキングでは、実に48位までをケニアまたはエチオピアの選手が占めておりまして、49位にようやくモロッコから世界選手権2連覇の名ランナー、福岡優勝者にも名を連ねるジャウアド・ガリブが登場します。次いで54位にアメリカのハリド・ハヌーチ。ちょっとベテランのマラソン・ファンならばご存知のように、2002年に当時の世界記録保持者となったハヌーチは、やはりモロッコから国籍変更した選手です。
で、ずっと見ていきますと、62位のモーエンの上にいるのはケニア・エチオピア・モロッコ(ハヌーチ含む)の選手のみ。すなわち白人としての最高峰であるのはもちろん、非アフリカ系選手としてはダントツの1位に躍り出たことになるのです。

さらにその下を見ていくと、相変わらずアフリカ2強、たまにモロッコの選手がずらりと続き、76位に至ってようやくブラジルのロナウド・ダ‐コスタ、82位にトルコのカーン・オズビレン(ただしケニアからの国籍変更)、そして96位に我れらが高岡寿成(カネボウ=当時)の名が登場、99位にアメリカのライアン・ホールが辛うじて食い込んでいる、という具合です。

<ケニア・エチオピア・モロッコ出身者を除いた男子マラソンのランキング>
  62 2:05'48" ソンドレノールスタッド・モーエン(NOR)
  76 2:06'05" ロナウド・ダ‐コスタ(BRA)
  96 2:06'16" 高岡 寿成(JPN)
  99 2:06'17" ライアン・ホール(USA)
 119 2:06'33" ゲルト・タイス(RSA)
 119 2:06'33" スティーフェン・キプロティッチ(UGA)
 125 2:06'34" マリウソン・ドス‐サントス(BRA)
 129 2:06'36" アントニオ・ピント(POR)
 129 2:06'36" ベノワ・ツワイエルチェウスキ(FRA)
 157 2:06'51" 藤田 敦史(JPN) 

世界がいくら2時間2分台、さらには0分台(非公認)の領域だと言っても、それはケニア、エチオピアという特殊な集団だけが作っている世界と言って過言ではありません。
非アフリカ系・非黒人系で歴代100傑に名を連ねているランナーは、これまでに高岡とホールの2人だけで、そこにいきなりノルウェーの白人選手が飛び込んできたのです。
これは、世界的スペシャル・ビッグ・ニュースと言ってよい出来事なのでしょう。

振り返ってみれば、日本マラソン界もまだ多少元気のあった20年ほど前、世界のマラソン界は世界選手権3連覇のスペインを筆頭に、イタリア、イギリス、アメリカ、オーストラリアといった国々の白人選手が戦いの中心を担っていました。
モーエンの大記録は、そうしたごく近い過去の記憶を呼び覚まし、人種的特性だけが勝負を左右するわけではないことを思い出させてくれる、そんな新たな潮流を巻き起こす可能性を濃厚に秘めているものと思います。
近い将来、ケニア・エチオピアのランク独占を許さない、そんな状況が男子マラソン界を席巻する日が来るかもしれません。
日本人選手にも、まだまだまだまだ、チャンスは残されているのではないでしょうか?

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