
男子50㎞で日本勢が金銀銅を独占した『IAAF世界競歩団体選手権2018』2日目、今度は男子20㎞で池田向希(東洋大2)が金メダルの快挙で続きました。
今季ランキングのトップ3を日本勢(高橋英輝・山西利和・松永大介)が占めているとあって、50㎞に続く好成績は当初から期待されていましたが、混戦を抜け出したのはその日本勢の中でも伏兵と言ってよい存在の池田。レース3日前に20歳の誕生日を迎えたばかりでした。
このほか4位に山西(京大を卒業し愛知製鋼)、7位に藤澤勇(ALSOC)が入賞した日本は、みごと50㎞に続いて団体優勝も手中にしています。
U-20カテゴリの女子10㎞では、今春北九州市立高を卒業してエディオンに入社したダイヤモンドアスリートの藤井菜々子が、自己ベストで銅メダルに輝きました。
今大会はあくまでも「団体」の世界選手権で、個人の成績はチャンピオンシップとはなりません。しかしながら、男子では日本選手のレベルの高さと層の厚さを証明した形となり、陸上競技のイチオシ種目として、東京オリンピックへの期待がいっそう高まる結果を見せてくれました。

◇U-20女子10㎞
① 45'08" アレグナ・ゴンザレス(MEX)
② 45'13" グレンダ・モレホン(ECU)
③ 45'29" 藤井 菜々子(エディオン) ※PB
⑰ 50'04" 矢来 舞香(中京大2)
㉖ 51'43" 吉田 優海
◇男子20㎞
① 1:21'13" 池田 向希(東洋大2)
② 1:21'22" ワン・カイフア(CHN)
③ 1:21'33" マッシモ・スタノ(ITA)
④ 1:21'53" 山西 利和(愛知製鋼)
⑦ 1:22'54" 藤澤 勇(ALSOK)
⑱ 1:24'07" 高橋 英輝(富士通)
㉛ 1:26'25" 松永 大介(富士通)
◇団体戦の日本の成績
男子50㎞=❶ 男子20㎞=❶ U-20男子10㎞=②
女子50㎞=不参加 女子20㎞=⑦ U-20女子10㎞=④