IAAFダイヤモンドリーグ第2戦の上海大会は今週末13日に上海体育場で開催されます。
今季開幕から好調の桐生祥秀(東洋大)、ケンブリッジ飛鳥(NIKE)のエントリーで俄然注目度が高まっていた男子100mに、さらにサニブラウン・ハキーム(東京陸協)の追加参戦が決まりました。
当初出場を予定していたジャスティン・ガトリン(USA)がキャンセルしたための“空き枠”に、幸運にも滑り込んだものです。
日本人選手以外は全員PB9秒台という状況は変わりありませんが、SBでは桐生の10秒04がトップ、アメリカでの3戦がすべて追風参考ながら10秒0台以下を連発しているケンブリッジも好調で、底知れぬ伸びしろを思わせるサニブラウンはPBを更新済み。まだエンジンが暖まりきっていない感のある各選手の中、好勝負が期待されます。何と言っても、地元の期待を一身に集めるスー・ビンチャンが最大のライバルとなるでしょう。
なお、このレースはDLポイント対象外レースとなります。
初戦のドーハで思わぬ惨敗を喫したガトリンは、次のDLレース(27日・ユージーン大会)へ向けて立て直しを図っての回避と見られ、21日の『GG川崎』にも出てくるかどうか、微妙なところだと思われます。