明日29日は、前回エントリー・リストをご案内した『織田幹雄記念国際陸上』が行われます。
午後3時05分から始まるTV放送では、男女のハードルと100m、男子やり投などの注目種目が生中継されることになるようで、これはこれで「桐生祥秀の9秒台なるか!?」に大きな期待が寄せられます。
私が個人的に「注目種目」として挙げておりました女子やり投は、中継時間の前に終わっていると思いますが、記事にもご紹介した昨年のランキング・トップ10のうち、高校生の長麻尋以外は全員顔を揃えるという豪華メンバー。中に「森友佳」という知らない名前があるなと思ったら、これは旧姓佐藤友佳選手ですか…結婚したんですね。かつてのジュニア記録保持者が数年間伸び悩んでましたが、これを機に北口榛花、斉藤真理菜に続く60mクラブの仲間入りを目指してもらいたいもんです。美人は嫁に行っても、応援します!
放送終了後のスタートになる男女5000mも、楽しみです。
女子はランク1位の木村友香(ユニバーサル)をはじめ、学生ランク1位の佐藤成葉(立命大2)・2位の関谷夏希(大東大2)、高校ランク上位の小笠原朱里(山梨学院高2)・森林未来(諫早高3)・田中希実(西脇工3)、また堀優花(パナソニック)や筒井咲帆(ヤマダ電機)、岡本春美(三井住友海上)、復活を期する鷲見梓沙(ユニバ)など、若手有望株が多士済々。私が私的応援団員を務める中村萌乃(ユニバ)、菊池理沙(日立)も出場します。
男子は昨年好調だった上野裕一郎(DeNA)や市田孝(旭化成)、戸田雅稀(日清食品G.)、東海大の三羽ガラス關颯人・鬼塚翔太・館澤亨次、1500mでGPを制している松枝博輝(富士通)、実業団ルーキーの服部弾馬(トーエネック)、平和真(カネボウ)などなど。
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ところで『織田記念陸上』は、先週の『兵庫リレーカーニバル』『TOKYO Combined Events Meet』に始まった「日本グランプリ・シリーズ」の一つで、5月3日の『静岡国際』を含めた4大会で、トラック&フィールドの男女各19種目すべてを1回ずつ、「GP(グランプリ)種目」として実施するというものです。つまりまあ、日本選手権などのチャンピオンシップとは別に、毎年各種目の「GP優勝者」がこの2週間ほどで出揃う、ということです。
このあたり、なんか説明不足だし趣旨がよく分からないですよね。日本選手権との違いは、複数大会に分散していることとランキング順で出場資格が決まること。「甲子園」の「春のセンバツ」「夏の全国」みたいなもんでしょうけど。
もっと「GP」というタイトルを権威あるものにする努力をしたら、どうでしょうかね?
せめて春・夏・秋の3セットくらいの開催にして、総合ポイントで賞金を争うようなゲームにすればいいのに、と思います。夏はホクレンディスタンスや南部記念を流用すればいいし、秋は2日間開催くらいで新設のビッグイベントを創ればいい。たとえ春だけだとしても、そういう賞金とかのインセンティヴ作りは有効だと思いますよ。選手も目の色変えるし、観る側も盛り上がるし、ね。今さら「陸上はアマチュアスポーツだから…」なんて言う人がいるんでしょうか?
資金がない?…それを集めてくるのが、広告代理店の仕事というもんでしょ?カネをかけて良質のゲームを創り注目を集める。かつてマラソンで我先にやろうとしてたこと、なんでこの陸上に関心が高まってきたタイミングで、やろうとしないかなあ??
陸上競技の活性化はアスリート頼みばかりでなく、周りの大人たちがもっと必死に仕事していかないと。リレー銀メダルの偉業を無駄にしないでほしいです。
ま、それはともかく、そのグランプリシリーズ最終戦・『第33回静岡国際陸上競技大会』(5月3日・エコパスタジアム)のエントリー・リストです。
相変わらず文字が小さくてスミマセン。