豊大先生流・陸上競技のミカタ

陸上競技を見続けて半世紀。「かけっこ」をこよなく愛するオヤジの長文日記です。 (2016年6月9日開設)

一山、「世界2位」を奪取!~ホクレンDC第3戦続々報


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『ホクレン・ディスタンスチャレンジ2020』第3戦網走大会のダブル・メインイベントは、女子5000mAに続いて女子10000m。
1週間前の深川では、1戦消化した後の前田穂南(天満屋)の前に、実力差を見せつけられるかのような苦杯を喫した一山麻緒(ワコール)が、今度はローズメリー・ワンジル・モニカ(スターツ)の高速ペースに乗っかり、しぶとく粘った末に、PBとともに前田の記録をも10秒以上更新。30分38秒18でワールドリーダーとなったモニカに続いて31分23秒30、今季世界第2位の快走を見せました。
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スタートしてから一度もペースメーカー(日立のオマレ・ドルフィン)が先頭に立てない…モニカの高速ペースは終始3分03~04秒/㎞で押し通したのですが、一山は迷うことなくPMを追い抜いてこれを追いかけ、4000mまで食い下がります。離れた後もガックリと落ちることなく中盤を3分12秒/㎞前後でガマン。序盤で一山とともにモニカを追った松田瑞生がズルズルと下がったのとは対照的に、8000mを過ぎて再度ペースアップを図ると最後の1000を3分03秒でまとめ、マラソン日本代表として実力のほどを見せつけました。

この大会、試合の機会を奪われ、トレーニングでも制限を受けた中での過ごし方やモチベーションの持ち方が問われるものでしたが、「なるほど」と言いますか、すでに五輪代表が決まっている選手、そこにごく近いところにいる選手の走りが、男子も含め一様に、一味違うという印象があります。女子マラソン代表の前田・一山両選手は、その典型でしょうね。どちらも見ていてうっとりしてしまうような美しい走りが、研ぎ澄まされてきていますよ。一山の好タイムは、好コンディション(放送席の観測では気温15度程度、弱風)に恵まれた結果という要素もあり、直接対決で圧倒した前田が一歩リードの感がありますが。
田中希実フィーバーとは一度も交わることなく、もう一つの極上連続ドラマを見せてもらっているようなこちらのシリーズは、最終戦・千歳大会、5000mAに再び前田、一山、そして安藤友香らが干戈を交えてフィナーレを迎えます。
『ホクレン・ディスタンスチャレンジ』は、夏場の好条件下での記録会という気安さで多くの中長距離選手が活用している大会ですが、年末年始にオーストリア・ドイツで行われるスキージャンプの『4ヒルズ・トーナメント』のようにシリーズ優勝を競う大会になると、もっと盛り上がるかもしれませんね。そこまで行かなくても、「MVR(最高殊勲ランナー)」や「優秀選手賞」「敢闘賞」「新人賞」などを顕彰することを考えてみては、いかがでしょうか?
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田中希実がまた魅せた…14分台は惜しくも逃す~ホクレンDC第3戦・続報



前々回の記事で、田中希実選手(豊田自動織機TC)のハードワークぶりについて触れましたが、今日の実況を聞いていると、「11日には兵庫選手権の1500mが中止になったので、別の所へ行って4分15秒で走った」という話が出て、またまたビックリ!
するてえと、今日の5000mは7月に入って半月で5レース目!

結果は …

◇女子5000mA
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期待どおりにスタートから先頭を譲らず、ラストの強烈なスプリントでエカラレを捻じ伏せる。記録を狙うには1000m以降のペースダウンが惜しまれますが、まあ、過密スケジュールのせい、と言っておきましょう。新谷もスピード練習がしたかったんなら、このレースでPMやればよかったのに!
レースがトレーニングを兼ねるのだとすれば、この2週間で彼女はまた恐ろしく強くなってしまったかもしれません。
ラスト1000mが2分50秒、400mが64秒。日本新を出した先日の3000mの上がりと遜色ないです。記録絶対ではなく、「勝てる」ペース配分を貫いた結果ですから、評価できますね。
常に田中の後塵を拝してはいますけど、萩谷楓の大PB(これまでは15分28秒13)も見事。
最終戦・千歳大会では、田中、萩谷ともに、3000mAに出場します。

※前回で速報したレースのリザルトを掲載しておきます。

◇女子3000mA
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◇女子1500m
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鍋島・卜部・新谷が登場!~ホクレンDC第3戦


『ホクレンディスタンス・チャレンジ2020』第3戦の網走大会が行われています。
先週とは打って変わって好天…に恵まれるのか祟られるのか、その辺はどうでしょうか、気温は22度前後と、先週とあまり変わりません。
今回は、道民限定・先着200名の有観客開催です。少しずつ、正常化への模索が行われているのは結構ですが、くれぐれも、と願うばかりです。
実況席は、手慣れたもんだぜ河野匡・大塚製薬監督。今回はレースごとに解説者も。主に両角速・東海大監督が担当。河野さんが「いずれサプライズ・ゲストも登場」と含みを持たせていたところを、両角さんが「後で瀬古さんが…」とついバラしてしまうハプニングに苦笑いです。

ひとつ苦言を。ライブ配信をYouTubeページで見る(陸連HP→ホクレンDCページのライブ画面→YouTubeのマークをクリック)と、チャット・ボックスがついていますが、ここに品のない荒らしコメントを書き込むのは絶対にやめましょう…なーんて言っても、そういう輩は何を言ったところで理解できる頭がないんだからしょうがないか。それと、荒らしではないんですが、くだらない質問を書き込む人が多過ぎるようです。質問する前に、自分で調べることを学びましょう。選手の出場予定だとか、いま走っている選手の顔ぶれだとか、ひと手間で調べられることばかりですよ。以上、みんなが心地よくLIVEを観戦するために、ジジイのお節介。(全画面にしてしまえば、チャットは目に入りません)

今回も、女子限定で結果速報。
第1レースの女子3000mBから、まずまずの好記録が誕生しています。
3000mAには、故障明けとなる鍋島莉奈(日本郵政G.)が登場。神村学園高校のバイレ・シンシアには圧倒され、ラストでは同じく神村学園の黒川円佳にも交わされたものの、9分15秒前後で復活へ向けた順調な調整ぶりを伺わせました。直線に入ったところで敢えてインコースを開けて黒川さんに前を譲ったようにも見えましたので、プランどおりにレースを終えたという印象でした。

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1500mには新谷仁美・卜部蘭のセキスイ/TWOLAPSコンビが登場。解説席に登場した横田真人代表は、「卜部は今季初レースを思い切って、新谷はスピード練習。前半は2人で引っ張る」とプランを明かしてくれます。卜部は今季初とは言っても、2月ニュージーランドでのレースでは、田中希実を僅差で破りPBに近い記録で走っています。
プランどおりに先頭には卜部。ただ2番手を行こうとした新谷が外側から陣内綾子にポケットされて走り辛そう。このため残り600での卜部のスパートに即応できず、ラスト1周の競り合いとなっては中距離の本職連に対してちと分が悪い…。
結局卜部がPBとほぼ同じ4分14秒94(速報)で快勝、以下高松智美ムセンビ(名城大)、陣内、新谷、和田有菜(名城大)と続きました。新谷の前は3人とも歴代の日本チャンピオンですから、まあ順当ですね。
新谷が1500mを走ったのは、もしかしたら高校生以来かもしれません。WA(世界陸連)のページでは各種目のSB(年次別自己最高記録)が閲覧できるのですが、新谷の1500mのデータがないんですよ。横田代表によれば、PBは4分22秒75だそうです。どうやらそれは破った模様。

苦言をもう一つ。HPにリザルトが発表されるのが、遅いです!
第1戦の時は結構早かったのに、第2戦、今回と、レース終了から1時間以上かかっています。したがって、上記2種目のリザルトは続報にて掲載させていただきます。
ついでにもう一つ。画面にタイマーを表示していただいているのは有難いのですが、公式のタイマーとズレて=遅れてました。それも1秒以上。どうか改善を。

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