豊大先生流・陸上競技のミカタ

陸上競技を見続けて半世紀。「かけっこ」をこよなく愛するオヤジの長文日記です。 (2016年6月9日開設)

2026年度 激動!実業団女子長距離勢力図

世間一般には個人競技ゆえに、どこの企業やクラブに所属しているかなどはあまり関心が持たれない陸上の界隈ですが、関係者や私たちファンにとってはそういうわけにはいきません。とりわけ冬のシーズンには駅伝という一大行事が待ち受ける長距離選手にとっては、帰属チームというものが重要ファクター。どのチームでどんな成長過程を築いていくかということと同時に、そのチームを己の力でどう変えていくかということも、競技生活の大切なテーマとなっていくはずです。
そんな陸上長距離の、(筆者の嗜好により)女子に限定してチーム状況を総覧する記事を10年近く書いてきましたが、今年ほど大物アスリートの異動が顕著だったことは初めてかもしれません。
廣中璃梨佳選手や赤﨑優花選手の移籍、田中希実選手の実業団復帰、高卒スーパールーキー久保凛選手の積水化学/TWOLAPS加入等々、そしてまた名門チームの何社かが社名変更をしており、それらを一度しっかり整理しておかないと、トラック・シーズンが始まったこの時期、戸惑ってしまうくらいですよね。
というわけで、少し遅くなりましたが、2026年の全容をお届けしたいと思います。今回もよろしくお願いします。
(なお、作業手順を誤ったため、現在2025年版が閲覧できない状態になっています。追々復旧していくつもりではいますが…)

<摘要>
▽掲載チーム順は、昨年の『全日本実業団女子駅伝』順位、本戦不出場チームは『同予選会』順位のとおり
▽●は監督、◎は主将
▽太字は昨年掲載時以降の新加入選手、( )内は前所属。
▽※は昨年4月時点での在籍選手中、現在までに引退・退部が確認された選手、移籍先が判明している場合は( )内に記載 
▽補足的なコメントは、概ね『実業団女子駅伝』へ向けたチーム戦力についての私見を述べさせていただいています

◆エディオン(9人)
 ●沢栁 厚志
 ◎矢田 みくに
/中島 紗弥/平岡 美帆/ 
 
水本 佳菜/溝上 加菜/名和 夏乃子/
 福永 楓花/塚本 夕藍/
 手塚 蕾(仙台育英高)
 樫原 沙紀 *長距離ブロック外
 ※細田 あい/片山 乙葉/古木 愛莉
  

近年の充実ぶりから全日本制覇も決して意外な結果とは思われませんが、まだまだ発展途上の未成熟なチーム。かつての2連覇していた頃のパナソニックのような、線の細さを感じます。それだけに大黒柱・細田選手の離脱は痛手には違いなく、矢田・水本両エースをはじめとする若い力の伸びが、それをカバーできるでしょうか。

◆日本郵政グループ(14人)
 ●髙橋 昌彦
 
鈴木 亜由子/
菅田 雅香/小坂井 智絵
 /土井 葉月/和田 有菜/山中 菜摘/
 
牛 佳慧/杉森 心音/田島 愛莉/ 
 カリバ・カロライン・ワンジュグ/
 小暮 真緒
/谷本 七星/
 米澤菜々香(名城大)/
 吉田 彩心
(札幌創生高)

 ※太田 琴菜/大西 ひかり/
  廣中 璃梨佳(ユニクロ)

前回「離脱者が少ないのが強み」と書いたチームに訪れた、災害級の激震
。廣中選手の新天地への移籍には本当に驚かされました。長年貢献してきた太田・大西という実力派のベテランが同時に引退したのも、タイミングとしては不運です。むろん、即戦力になり得るルーキーはしっかりと確保しており、次に誰がチームの「顔」となるか…内部での競争意識の高まりが良い方向に向かうことを願います。

◆積水化学(15人)
 ●野口 英盛
 森 智香子/佐藤 早也伽/新谷 仁美/
 卜部 蘭/佐々木 梨七/楠 莉奈/
 
荒井 優奈/山本 有真/松本 明莉/
 
木村 友香/道下 美槻/山﨑 りさ/
 篠塚 美来(東洋大)/大川 菜々美(和歌山北高)
 /久保 凛(東大阪大敬愛高)

 ※田浦 英理歌
  
最大の話題は、中距離界の一番星・久保選手の加入。駅伝での活躍を期待するのではなく、TWOLAPSの練習環境下でさらに世界に近付くトラックでの走りが楽しみです。それにしても積水は、女子駅伝界のLAドジャースのようなチームになってきましたね。それでも優勝できるかどうか分からないのは野球も駅伝も同じです。この中で誰がどの区間にメンバー入りするのか、お楽しみはそれを予想するところからです。

◆三井住友海上(11人)
 ●鈴木 尚人
 カマウ・タビタ・ジェリ
/
 
西山 未奈美/松田 杏奈/
 
樺沢 和佳奈/小松 優衣/兼友 良夏/
 永長 里緒/不破 聖衣来/
 大河原 萌花(名城大)/
 山下 彩菜(大阪学院大)/
 和久利 千愛(西京高)
 ※根塚 みのり/清水 萌 /小林 成美

うーむ、ここは強くなりましたね。ようやく駅伝女王の座・返り咲きのチャンスが巡ってきたように思います。鍵を握るのは何といっても、不破聖衣来の本格的爆発がいつ来るかでしょう。個人的な感想としては、まだ無理の利かない段階。ロス五輪、というより来年のMGCには間に合わないのではないかと思うのですが、今年の年末にはそろそろ、あの異次元の爆走を見せて欲しいものですね。

◆資生堂(7人)
 ●川村 浩之
 
五島 莉乃/風間 歩佳/石田 萌笑
 
立迫 志穂/四元 桃奈/
 正司 瑠奈(環太平洋大)/
 武藤 蒼衣(和歌山北高)

 ※高島 由香/一山 麻緒/大谷 菜南子/
  干飯 里桜/井手 彩乃
  
一山選手・井手選手の引退、高島選手の退部と、主力が一挙に抜けて厳しいチーム状況となりました。五島選手は引き続きトップ戦線での活躍が期待されるものの、このままではシード権を持っている駅伝に出場すら覚束ないことになってしまいます。今後、何らかの補強があるのでしょうか?

◆ユニクロ(11人)
 ●長谷川 重夫
 
平井 見季/川口 桃佳/後藤 夢/
 オマレ・ドルフィン・ニャボケ/
 阿部 円海/市田 美咲/奥本 菜瑠海/
 神田 青葉/柏倉 四季/
 浜野 光(中央大)/廣中 璃梨佳(日本郵政G)
 ※朝日 春瑠(クラフティア)/澤井 柚葉/
  柳谷 日菜(スターツ)/渡辺 愛

相変わらず出入りの激しいチームながら、今年は廣中璃梨佳という超弩級の大物が加入、一挙にトップチームへの仲間入りを果たしそうです。移籍で加入した主力選手たちと生え抜きの若手選手の間に実力差が大きいという難点はありますが、チームの中がうまく回ってくれば、大いに化ける存在となるでしょう。

◆天満屋グループ(9人)
 ●山口 衛里
 前田 穂南/松下 菜摘/渡邉 桃子/
 
𠮷薗 栞/片岡 碧巴葉/西村 美月/ 
 平島 未来
/尾中 花和(兵庫大)
 原田 紗希(名城大)

 ※
政田 愛梨

社名に「グループ」がついて、HPもリニューアルされています。(多くのチームが似たようなテイストのページ・デザインになってきてますね。同じクリエイターさんが手掛けているんでしょうか?)
マラソン界の若きヒロイン、とのイメージだった前田選手も今年で三十路。いまだ「日本最強」と信じている身からすると名古屋での凡走は落胆ものでしたが、地道に力を付ける、このチームの原点に立ち返ってトラックから作り直していって欲しいものです。

◆しまむら(14人)
 ●太田 崇
 
髙橋 優菜/◎座間 栞/河辺 友依/
 
山ノ内みなみ/鈴木 杏奈/山田 桃愛
 
安藤 友香/柴田 梨花/立花 來星々/
 田中 那奈/棚池 穂乃香(大塚製薬)/
 新井 沙希(拓殖大)/髙橋 葵(城西大)
 /中才 茉子(東洋大)

 ※菊地 優子/中馬 蘭奈

地味な印象のチームが、2年続けてのシード入りはお見事。安藤・山ノ内の両ベテランが軸になっているのは確かですが、全体に大卒者が多いせいか年齢層高めで、きっちりと自分の仕事を果たす堅実さが好結果に繋がっているようです。その中で、個人でも飛躍が期待されるのが山田選手、鈴木選手あたり。暮のエディオンDCで見せた快走を、後に「ブレイク」と言わせるようにして貰いたいです。


◆ダイハツ(12人)
 ●山中 美和子
  アドバイザー:木﨑 良子
 ◎
武田 千捺/前田 彩里/大森 菜月/
 松田 瑞生/
柴田 佑希/加世田 梨花/
 西出 優月/
村尾 綾香/村松 灯/
 上野 優月
/細谷 愛子/ 
 土屋 舞琴(立命館大)
 ※竹本 香奈子/西澤 茉鈴

毎年毎年、この名門チームの層の厚さ、特に近年はマラソンの実績レベルが高い選手を揃えた陣容には感心させられます。中でも高校時代から応援している大森選手が、松田選手や前田穂南選手といった後輩たちの後塵を拝し続けながらも精進を続け、ここへ来てトップグループに迫ってきた姿に感慨深いものがあります。ワコールの低迷が続く中、関西随一のスター軍団として頑張っていただきたい。

◆岩谷産業(15人)
 ●廣瀬 永和
  アドバイザー:野口 みずき
 安井 絵理奈/中野 円花/
川村 楓/
 
前田 梨乃/西尾 咲良/塩見 綾乃/ 
 佐藤 千紘/渡部 鈴夏/小山 愛結/
 八木 美羽/磯崎 心音/北村 凛
 長谷川 麻央(京都教育大)/
 児玉 彩花(光ヶ丘女高)/
 田畑 陽菜(長野東高)

 ※渡辺 光美

常に大所帯を維持している状況からは、練習・生活の環境が好ましい様子が伺えます。駅伝本戦の常連となっているのは見事な戦いぶりなのですが、主力でも5000m15分40~50秒台という現状からは、もう1,2ランク底上げする必要がありそうです。川村選手に続く看板ランナーの育成が課題でしょう。

◆豊田自動織機(11人)
 ●松田 三笠
  アドバイザー:小林 祐梨子
 
◎磯部 早良/逸見 亜優/新名 春風/
 
坂川 恋露/下森 美咲/小倉 陽菜/
 川西 みち/マーガレット・エカラレ/
 岡本 春美/小原 怜(元・天満屋)/
 田中 希実(New Balance)

 ※ヘレン・エカラレ/
  壁谷 衿奈(ダイソー)/火山 華

今季最大のサプライズの一つ、それが田中希実選手のチーム復帰です。練習環境などは従来どおりなのでしょうが、「学生時代からサポートを続けてくれた企業への恩返し」とは、いかにも田中選手らしい誠実さを感じます。また名ランナー小原選手の加入、小林祐梨子さんのアドバイザー就任も大きなニュース。逸見選手の急成長やベテラン岡本選手の動向など、今年の豊田織機は目が離せません。一方で、長年田中選手のライバルとして存在感を放っていたヘレン選手は、今後どうするのでしょうか?

◆スターツ(12人)
 ●弘山 勉
  アドバイザー:高橋 尚子
 ◎井澤 菜々花/
西川 真由/
 ワングイ.エスター.ワンブイ/
 
對馬 千紘/中山 優奈/赤堀 かりん/
 幸田 萌
/三輪 南菜子/
 
康本 花梨(メモリード)/
 柳谷 日菜(ユニクロ)/
 石松
 愛朱加(名城大)
/南 日向(中央大)
 ローズメリー・ワンジル・モニカ※特別支援選手
 ※原田 萌花(新日本住設)/佐藤 鳳羽/
  大沼 亜衣/横山 美月

ひところ随分と選手数が減りましたが、2年続けていい補強ができたようですね。移籍の2人も新卒加入の2人も、いずれも即戦力。なかなか面白いチームになってきました。

◆パナソニック(13人)
 ●長渡 憲司
 ◎
保坂 晴子/渡邊 菜々美/中村 優希/
 ジャネット・ニーヴァ/渡邉 来愛/
 野上 菜那/石川 桜子/依田 来巳/
 齋藤 みう/勝呂 遥香/
 菅原 心菜(小林高)/野口 紗喜音(小林高)
 /小川 真生(稲生高)

 ※境田 百花/小倉 紘

2025年ルーキーの齋藤選手が期待以上の活躍を見せて、一躍チームの顔となりました。高い壁だった3000mSCの日本記録更新はもとより、10000mでもトップを伺うタイムを叩き出しており、「大エース」としていっそうの輝きを期待します。駅伝では不思議な強さを発揮するチームで、今年はシード巻き返しが見られるかもしれません。

◆シスメックス(12人)
 ●永田 克久
 西原 加純/石井 寿美/酒井 想/
 
中地 こころ/尾崎 光/黒田 愛梨/
 
酒井 心希/竜田 そら/大西 桃花/
 
川瀬 真由(大東文化大)/
 桑田 渚(神戸学院大)/
 堂園 心花(神村学園高)
 ※田﨑 優理/穂岐山 芽衣(ATHTRACK AC)


伝統チームのこちらも選手層が厚くなり、上昇気配を伺わせます。旧ヤマダのベテラン勢頼みの状況から中地選手、大西選手らの若手に軸が移りつつあり、かつての野口みずきさんのような大黒柱に育ってくれる人材の出現が待たれるところでしょう。

◆Daiichi Life グループ(13人)
 ●早瀬 浩二
  アドバイザー:尾崎 好美/田中 智美
 原田 紋里/出水田 眞紀/
小海 遥/
 
飛田 凜香/樋口 ほのか/増渕 祐香/
 中後 心晴/深澤 雫月/宮内 結/
 萩原 結/柳井 桜子(日本体育大)/
 河村 璃央(大阪薫英女学院高)/
 福山 若奈(埼玉栄高)

 ※赤﨑 優花(クラフティア)

社名が変わり、イメージカラーも赤からブルーへと(赤の前はイエローでしたね)変わって、心機一転のシーズンとなります。赤﨑選手の転出は大きな痛手となりますが、全体的にチーム力は上昇中。決め手になるのは何といっても、オリンピアン小海選手の復活でしょう。マラソンランナー育成には定評のあるチームですから、そろそろ小海選手もハーフくらいを走る姿を見てみたいですね。

 

◆ユニバーサルエンターテインメント(13人)
 ●深山 文夫
 和久 夢来/鷲見 梓沙/
 ナオミ・ムッソーニ/橋本 奈津/
 
山本 明日香/北川 星瑠/橘山 梨乃/
 チェムタイ・デボラ/菊地 梨紅/
 筒井 咲帆/小倉 稜央/石川 蘭/
 吉田 莉帆(元・豊田自動織機)
 ※小代崎 陽向子

故小出監督最後の愛弟子と言われた和久選手も、10代で世界選手権代表になった鷲見選手も、今やすっかり大ベテラン。かつては新谷選手や那須川選手らスター揃いのギラギラとした(まるでパチスロ店のような?)チームでしたが、今は少々地味さが気になるところ。中で、「芸能人は露出がイノチ」とばかりに積極的に多くのレースをこなす北川選手が名前のとおり光ります。頑張ってください!

◆京セラ(9人)
 ●若松 誠
 黒田 澪/アグネス・ムカリ/
 池田 こまち/藤元 あみ/川上 羽詩/
 尾方 唯莉/嶋田 桃子/栗本 楓花/
 吉田 あゆ
 ※白井 明衣/古原 夏音/小園 怜華


4/17現在で新加入の情報はありません。名門復活が叫ばれて久しいチームながら、今のままでは少し厳しいようですね。

◆肥後銀行(11人)
 ●渡辺 重治
 
大塚 英莉子/南雲 栞理/儀藤 優花/
 
塚本 真由/久保 心優/高江 友姫/
 多田 妃奈/末永 恋菜/
 チェプコスゲイ・アイボン・ジェプチルチル
*前年未記載
 /狩野 美羽音(北九州市立高)/
 衛藤 明花
(大分東明高)
 ※堤 好伽(十八親和銀行)/黒神 璃菜

銀行系チームでは出色の選手層と堅実な実績を続けていますし、南雲選手という心強い支柱の存在もあります。昨今なかなか上位に顔を出せない九州勢の最右翼、という自負を持ってもらってもいいのではないでしょうか。

◆大塚製薬(6人)
 ●河野 匡(女子部監督)
 川内 理江/堀尾 咲月/小林 香菜/
 真也加ジェルーシャ有里/
 中村 愛莉(帝京科学大)/
 古西 亜海(明治国際医療大)

 
※西谷 沙綾/棚池 穂乃香(しまむら)/
  福良 郁美/津熊 彩/西本 麻矢/
  戎井 那奈


マラソン界のシンデレラ・ガール、小林選手の活躍が話題をさらった昨季でしたが、チームとしては離脱者の多さに補強が追いつかない状況です。駅伝を戦うには、頭数だけでもあと2~3名は欲しいところでしょう。

◆東京メトロ(10人)
 ●中村 悠希
  アドバイザー:鈴木 博美
 ◎村上 愛華/
加賀谷 智里/森田 歩実/
 
小笠原 朱里/上杉 真穂/北村 遥/
 金井 美凪海/山口 あずさ/
 伊東 明日香(埼玉医大G/前年5月加入)/
 渋谷 菜絵(東洋大)

 ※眞田 木葉/内田 奏音/
  佐藤 奈々(コーチ専任)

◆ノーリツ(10人)
 ●(プレイング・ヘッドコーチ)小﨑 まり
 日吉 鈴菜/小林 朝/新 楓菜/福永 愛佳/
 平野 文珠/藤村 晶菜/清水 里名/
 
井本 彩文(佛教大)/村松 結(立命館大)
 ※安田 萌加/藤村 晴菜/
  日髙 侑紀(昨年4月キヤノンより加入)

私のご贔屓・小林朝選手が暮のエディオンDCでPBを更新するなど、だいぶ力を付けてきました。が、それ以上の覚醒を見せたのが、社会人5年目になる清水選手です。15分20秒台・31分台・69分台と、5000mからハーフマラソンまで「一流」の目安となるタイムを叩き出して、一気にエース・ポジションに躍り出ました。新人の村松選手は大学後半はマネジャーのような立場に甘んじていましたが、本来は姉の灯選手に劣らずの実力者。ここで復活すると、かなりのチーム力になってきます。

◆ルートインホテルズ(10人)
 
●
松田 佑太
 カムル・パウリン・カベケ/
 藤田 正由加/
大西 夏帆/保科 琴音/
 堀尾 和帆/三原 梓/藤田 仁乃/
 
木下 紗那(中央大)/
 中村 瑚子(京都外大西高)/
 南條 愛歩(倉敷高)

 ※坂本 ちほ/小澤 心羽(埼玉医大G)
  /田中 愛友里

メンバーのほとんどが5000m15分台(カムル選手は14分台)という質の高いチームになり、駅伝では順当に予選会を突破してくる実力があります。一人核になる選手の候補としては、マラソンまでこなす堀尾選手、あるいは故障癒えれば三原梓選手になってくるでしょうか。

◆愛媛銀行(8人)
 ●小林 史和
 
◎豊田 由希/石谷 亜由/
窪 美咲/
 
對馬 万歩/合阪 光俐/
 ルーシー・ドゥータ/
 山中 柚乃(マネジャー兼任)
/
 松岡 美空
(宇和高)
 ※溝内 里紗/松井 晶(センコー)
  /福田 美空

昨年は名前が消えていた
山中選手が、マネジャー兼任の但し書き付きではありますが復活したようです。齋藤みう選手や西山茉奈美選手の活躍で活況を呈する3000mSCに、かつての女王参戦となれば楽しみですね。愛媛マラソン連覇の福田選手の退部は残念です。

◆クラフティア(13or14人)
 ●田上 貴之(女子部)
 ◎朝日 春瑠
(ユニクロ)/逸木 和香菜/
 唐沢 ゆり/羽江 亜津紗/朝吹 花菜/
 カプチッチ・セリー/石川 美沙希/
 千知岩 咲希/山口 綾(天満屋)/
 小松 夕夏(筑波大)/中嶋 菜月(西京高)
 /山口 花菜(伊万里実業高)/
 チェプコリル・ファンシー(ケニア)/
 *赤﨑 優花(第一生命G)

 ※森田 真帆/ドリーン・チェロップ/
  遠藤 凛々羽/花田 桜子/馬場 千花

昨季半ばで社名が変わり、また今春までに大幅にメンバーが入れ替わって、新生チームとしての動向が大いに注目されます。最大の話題は赤﨑(旧姓:鈴木)優花選手の加入ですが、長距離班ではなく髙島真織子選手などと同じ一般種目のグループにリストアップされているので、駅伝等には不出場といったスタンスなのかもしれません。

◆ニトリ(11人)
 ●平田 和光
 ◎杉浦 穂乃加/鈴木 葵/
古川 璃音/
 ツラカ・エスタ・ムソニ/

 
佐久間 珀亜/炭谷 綺乃/飯島 理子/
 酒井 美玖/髙橋 朱穂/鈴木 凛皇
/
 ジャネット・ジェプコエチ・チェプケモイ
(倉敷高)
 ※藤村 華純/立迫 望美


◆デンソー(14人)
 ●佐伯 尚彦
 池内 綾乃/岩出 玲亜/宮川 紗那/
 中澤 咲絵子/◎堀 綾花/平泉 心穂
 /松谷 里緒/松平 風花/小池 彩加
 /磯野 美空/土田 佳奈/
 ジェシンタ・ニョカビ/
 堀 純花(松蔭大)/中村 愛琉(北九州市立高)

◆日立(9人)
 ●北村 聡
 ◎
鈴木 樺連/鈴木 千晴/花野 桃子/
 加藤 礼菜/上田 雪菜/光恒 悠里/
 矢内 楓恋
/中川 千愛/
 渡辺 愛来
(仙台育英高)
 ※田村 紀薫

◆キヤノンアスリートクラブ九州(13人)
 ●梶原 進一
 藤川 遥/水谷 陽菜/石松 美咲/
 安部 実伽子/村井 百佳/河野 咲羽/
 新井 えりか(天満屋)*6月加入/
 𠮷川 侑美(ユニクロ)*7月加入/
 青柳 朋花(大阪芸術大)/池主 茉弥(拓殖大)
 /吉田 葵唯(九州国際大付高)/
 瀧川 ゆめ(大分東明高)/
 朝野 流南(東大阪大敬愛高)

 ※モカヤ・マータ・モラー/
  中村 日菜多/馬場園 桃

◆メモリード(4人)
 ●重松 森雄
 吉富 博子/
陣内 綾子/永友 優雅/
 山口 真実
 ※康本 花梨
(スターツ)/
  
桑原 彩/大久保 菜々(共にTOTO)

◆十八親和銀行(11人)
 ●阿部 祐樹
 古本 紗彩/明石 伊央/平岡 美紀/
 古賀 さくら/大村 英美/岩井 沙祈
 /川原 よしの/堤 好伽(肥後銀行)/
 川﨑 心(自由ヶ丘高)/
 犬塚 萌衣/井上 花音
(共に北九州市立高)

 ※三宅 翔子/藤村 光紀/北原 芽依/
  藤丸 唯

◆ベアーズ(7人)
 ●高柳 祐也
 
◎坂口 愛和/坂本 奈穂/山﨑 空/
 
松井 沙樹/矢治 瑠瑞奈/廣田 百世/
 スーサン・カモソ
 ※西永 菜津/門脇 奈穂

※4/17現在HP更新なし

 
◆センコー(10人)
 ●本田 大造
 
不破 亜莉珠/朝比奈 亜妃乃/
 
丹羽 琴音/近澤 里奈/長澤 日桜里/
 
安藤 咲葵/宇納 杏莉/野田 七海/
 朝比奈 雅姫/松井 晶(愛媛銀行)
 ※竹山 楓菜/下田平 渚/和田 優香里
  /安 なつ美

◆コモディイイダ(8人)
 ●会沢 陽之介
 
松村 実里/久保田みずき/
 
久保田かえで/渡邉 優佳/
 マーガレット・アキドル
 
/市村 珠季/渡部 莉奈/臼井 香乃
 ※松村 幸栄(新日本住設)/
  中川 文華(元キヤノン 昨秋より加入)

※4/17現在HP更新なし。

◆ダイソー(14人)
 ●岩本 真弥
 
池崎 愛里/垣内 瑞希/加藤 小雪/
 
加藤 美咲/壁谷 衿奈(豊田自動織機)
 
/神林 由乃(順天堂大)/
 菅﨑
 南花(大阪芸術大)
/竹原 さくら
 /テレシア・ムッソーニ/
 平村 古都/
向井 優香(元ベアーズ)/
 山際 夏芽/山根 優奈(銀河学院高)/
 ローズ・ワングイ
 ※相原 美咲/飯塚 菜月/江藤 杏梨

◆TOTO(11人)
 ●倉林 俊彰
 大坪 沙代/
中原 涼那/工藤 日女花/
 石松 空/谷口 萌優/
 桑原 彩
/大久保 菜々(共にメモリード)/
 竹山 楓菜/下田平 渚(共にセンコー)/ 
 宮原 なな佳(福岡大)/
 清水 杏夏(新潟医療福祉大)

 ※小澤 理子/藤本 喬子/須田 花音/
  山下 紗瑛/フローレンス・チェプコエチ

◆ワコール(11人)
 ●高尾 憲司(チーム・ディレクター)
 坪倉 琴美/谷口 真菜/枚田 茉優/
 
山下 瑞月/安田 瑠捺/若井 莉央/
 久木 柚奈/小林 舞香/坂牧 紗衣/
 本庄 悠紀奈/猿見田 裕香(元ダイソー)

   
 
◆鹿児島銀行(8人)
 ●中原 拓海
  アドバイザー:佐藤 信之
 倉岡 奈々/前田 海音/野村 優花/
 堀田 佳奈/上 環/嶋田 晴日/
 田川 愛奈/手島 凛花(鹿児島女子高)
 ※野村 眞央/宇都 ひなた/
  坂口 日菜子/弓山 由依乃

◆埼玉医科大学AC(10人)
 ●赤坂 よもぎ
 古賀 華実/チェボティビン・カドゴ/
 宮内 志佳/杉本 桃香/片桐 紫音/
 吉田 詩央/小林 凛花/
 小澤 心羽(ルートインH)/
 古澤 日菜向(拓殖大)/
 橘山 煌良(仙台育英高)

 ※保坂 野恋花/佐々木 萌那

◆新日本住設グループ(7人)
 ●杉山 虹
 髙橋 ひな/板井 加奈/干飯 奈桜/
 
松本 夢佳(元・九電工)/
 原田 萌花(スターツ)/
 松村 幸栄(コモディイイダ)/
 伊東 夕波(東洋大)

 ※ミリアム・チェロップ/
酒井 玉乃/
  鈴木 ひらり/山下 穂香/持田 亜姫

◆愛知電機(7人)
 ●津崎 紀久代
 ◎平山 璃奈/鹿内 弥生/吉村 唯/
 白井 かすみ/内田 詩乃/圓谷 仁渚
 /水谷 侑愛


※4/17現在HP更新なし。

。


2024年実業団女子中長距離ランナー総覧(第2版)

 

新年度おめでとうございます!
今年も待望の陸上競技シーズンが、そして100年ぶり開催のパリ・オリンピックへの戦いが、いよいよ始まります。
今年も女子長距離ファンの皆さまに参考資料としていただけるよう、可能な限りのチーム別選手在籍情報をまとめました。「大学チームや実業団男子チームも」というお声をいただきますが、筆者の老力、あいや労力はこれで精一杯です。
全体的に、選手数は増加傾向にあるようで、“2チーム組める”大所帯も増えてきました。せっかく高校や大学で走ることの喜びを味わった女子ランナーたちが、一人でも多く、1年でも長く競技を続けられる環境改善をお願いしたいものです。

なお、編集作業の手順を間違えてしまったため、現在2023年版がご覧いただけない状態になっております。復旧には少し時間をいただきますので、よろしくご理解ください。


<摘要>
▽掲載チーム順は、昨年の『全日本実業団女子駅伝』順位、本戦不出場チームは『同予選会』順位のとおり
▽●は監督、◎は主将
▽太字は昨年掲載時以降の新加入選手、( )内は前所属。
▽※は昨年4月時点での在籍選手中、現在までに引退・退部が確認された選手、移籍先が判明している場合は( )内に記載 
▽補足的なコメントは、概ね『実業団女子駅伝』へ向けたチーム戦力についての私見を述べさせていただいています

◆積水化学(15人)
 ●野口 英盛
 森 智香子/佐藤 早也伽/新谷 仁美/
 卜部 蘭/佐々木 梨七/弟子丸 小春/
 ◎長澤 日桜里/楠 莉奈/田浦 英理歌/

 荒井 優奈/山本 有真
/
山賀 瑞穂/
 松本 明莉/木村 友香(資生堂)/
 道下 美槻(立教大)

人数も個々のポテンシャルも圧倒的な戦力で全日本を制した昨年の陣容から欠けるところなく、さらに全体の1/3を占めるまでになったTWO LAPS勢の増殖(?)は頼もしい限りです。実業団とクラブ・チームが見事に融合した最初の成功例として、今季も話題を振りまいてくれることを期待しましょう。

◆日本郵政グループ(13人)
 ●髙橋 昌彦
 
鈴木 亜由子/太田 琴菜/
大西 ひかり/
 菅田 雅香/
廣中 璃梨佳/小坂井 智絵
 /土井 葉月
/
和田 有菜/山中 菜摘/
 
牛 佳慧/
杉森 心音/田島 愛莉/ 
 カリバ・カロライン・ワンジュグ
(神村学園高)
 ※
三原 梓(ルートインへ)/樽本 知夏

超弩級の大砲・カロライン選手の加入で、駅伝の勝負という意味では俄然面白くなってきました。ただ「世界と戦う」ポジションにいる廣中選手や鈴木選手を別にすると、頂点に向けては中堅層の底上げが課題になると思われます。昨年入社の若手あたりに、ぜひそこを担ってもらいたいものです。

◆パナソニック(12人)
 ●安養寺 俊隆
 ◎中村 優希/森田 香織
/渡邊 菜々美
 
/信櫻 空/川口 幸奈/
 ジャネット・ニーヴァ
/
境田 百花/
 小倉 紘
/保坂 晴子(日本体育大)/
 渡邉 来愛
(仙台育英高)/
 野上 菜那
(東大阪大敬愛高)/
 石川 桜子
(豊田大谷高)

 ※
内藤 早紀子/堀 優花/伊藤 南美

かつての全日本2連覇を支えた内藤・堀の両中軸が引退。しかし補強は充実しており今季も上位を狙える戦力が整いました。突出したエースがいないだけに、若きキャプテン・中村選手の一層の飛躍を期待しています。

◆資生堂(11人)
 ●青野 宰明
 ◎
高島 由香/
前田 海音/五島 莉乃/ 
 ジュディ・ジェプングティチ/
 一山 麻緒/
大谷 菜南子/干飯 里桜/
 井手 彩乃/柴田 来夢
(ともにワコール)
 風間 歩佳(中央大)/石田 萌笑(益田東高)

 ※
木之下 沙椰

木村・樺沢・佐藤といったエース級が抜けても、変わらず少数精鋭でチーム力は十分。なにしろ女性にとっては引く手数多の職場ですから、補強に苦労することはないのでしょう。昨年の駅伝は不本意な順位でしたが、要因はMGC直後だった一山選手の絶不調と明確です。今年も優勝候補の一角として、特に井手選手の覚醒に期待しています。

◆ダイハツ(13人)
 ●山中 美和子
  アドバイザー:木﨑 良子
 ◎竹本 香奈子/前田 彩里/大森 菜月
 /松田 瑞生/上田 雪菜/柴田 佑希/
 加世田 梨花/西出 優月/武田 千捺/
 村尾 綾香/上野 優月
/
西澤 茉鈴/ 
 細谷 愛子

※4/2現在HP更新なし。
松田選手や加世田選手のオリンピック・チャレンジがひと段落したところですが、昨年は会社そのものが大きなスキャンダルを巻き起こしたそのダメージがチームに及ばないかどうか、まずはそこが心配です。選手が競技に没頭できる態勢の維持に努めておられるであろうスタッフの苦労がしのばれます。その懸念さえなければ、今季も強いチームであることには変わりありません。


◆第一生命グループ(13人)
 ●早瀬 浩二
  アドバイザー:尾崎 好美/田中 智美
 原田 紋里/出水田 眞紀/古川 結美/
 櫻川 響晶/小海 遥
/鈴木 優花/
 松本 奈々/
飛田 凜香/樋口 ほのか/
 
増渕 祐香(名城大)/
 中後 心晴(市立船橋高)/宮内 結愛(鳳凰高)
 /深澤 雫月(宇都宮文星女高)

 ※
藤岡 加梨/関谷 夏希(クレーマージャパンへ)

チームを創り育ててきた山下佐知子さんが監督を勇退し、実業団女子随一の名門長距離チームが新たなフェイズに突入します。今春も補強がうまくできて、名門に相応しい陣容が整ってきました。鈴木・小海の両エースにはオリンピックでの活躍を期待する一方で、秋の駅伝でもトップ3を争う気配を濃厚に感じています。
※4/8関谷選手の移籍退部を追記。

◆天満屋(12人)
 ●山口 衛里
  専任コーチ:
武富 豊
 小原 怜/前田 穂南/
松下 菜摘/
 渡邉 桃子
/𠮷薗 栞/干飯 奈桜/ 
 立迫 志穂/高橋 実夢/片岡 碧巴葉
/
 西村 美月
/山口 綾(白石高)/
 新井 えりか
(東大阪大敬愛高)

 ※
谷本 観月/大東 優奈/翁田 あかり

こちらも監督が交代。かつて都道府県駅伝で岡山を率いた経験もある山口新監督の手腕は折り紙付きですが、武富前監督にも、前田選手に「アレのアレ」を獲らせる大仕事をお願いしたいところです。大ベテランとなった小原選手の現役継続は嬉しい限りですが、せっかく現役復帰した翁田選手には、ぜひ一度「あの大勢選手のお姉さん!」という実況を聞かせて欲しかった。渡邉選手、立迫選手といった若手から、次のオリンピックへの期待も膨らむ1年となって欲しいものです。

◆岩谷産業(13人)
 ●廣瀬 永和
  アドバイザー:野口 みずき
 安井 絵理奈/中野 円花/
青木 奈波/
 川村 楓/
前田 梨乃/西尾 咲良/ 
 塩見 綾乃/若井 莉央/
久木 柚奈/
 渡辺 光美/小山 愛結/八木 美羽/
 
佐藤 千紘
(大阪学院大)
 ※
萩原 柚乃

戦力が充実した昨年は、実業団女子駅伝予選会1位通過、本戦シード入りと、予想通りの躍進ぶりを見せました。会社が予選会のメインスポンサーを務め、野口アドバイザーが実況解説席ではしゃぐなど、バックアップ態勢には羨むべきものがあります。これといったスター選手のいない叩き上げ集団の中から、一人・二人と日本代表レベルの選手が育ってくれば、チームはさらに一皮むけることでしょう。

 

◆三井住友海上(11人)
 ●鈴木 尚人
 カマウ・タビタ・ジェリ
/福居 紗希/
 根塚 みのり/
西山 未奈美/
 
吉原 あかり/松田 杏奈/清水 萌 /
 
樺沢 和佳奈/小林 成美/小松 優衣/
 兼友 良夏(京セラ)
 ※片貝 洋美/黒川 円佳

昨年の収穫は、資生堂から移籍加入した樺沢選手の期待以上の活躍ぶり。高校時代から注目されながら大学では足踏み状態でしたが、ここへ来て本格化という感じです。彼女を中軸に、3000mSCの西山選手や大学駅伝のスターだった小林選手、さらにはマラソンに取り組む選手などが出てくると、駅伝女王復活への道筋が見えてくると思うのですが。

◆エディオン(12人)
 ●沢栁 厚志
 ◎矢田 みくに
/市田 美咲
/細田 あい/ 
 工藤 杏華/安 なつ美/中島 紗弥/
 水本 佳菜
/溝上 加菜/平岡 美帆
/
 
樫原 沙紀(筑波大)/
 片山 乙葉(小林高)
/
 
名和 夏乃子(長野東高)

 ※
萩谷 楓/江口 美咲

大エース萩谷楓選手の突然の引退には驚かされましたし、駅伝も前年の躍進から急降下、細田選手はパリ代表に一歩及ばず補欠待機…と、チームにとってはもどかしさの募る1年だったことでしょう。もう少し郷土色を強めるなどして、地元の応援を味方につけるような試みがあってもよいかもしれません。
※樫原選手は「一般種目ブロック」に登録されているため、駅伝要員となるかは不明。

◆ユニクロ(10人)
 ●長沼 祥吾
 
吉川 侑美/
平井 見季/加藤 綾華/
 
朝日 春瑠/平島 美来/阿部 円海/
 
川口 桃佳/井澤 奈甫/後藤 夢/
 澤井 柚葉
(筑波大)
 ※
水口 瞳/福田 有以/
  康本 花梨(メモリードへ)/
  中村 麻衣/尾方 星華

水口選手・中村(荘司)選手といった個性的な中堅選手が引退し、大器と言われた福田選手も復活ならず、いま一つ盛り上がりに欠ける昨今の状況です。世界クロカンでいいところのなかった川口選手の巻き返し、そして何といっても美魔女・吉川選手の奮闘が起爆剤として期待される処です。
※4/8康本選手の移籍先を追記

◆ルートインホテルズ(11人)
 ●
木村 泰人
 カムル・パウリン・カベケ/
 藤田 正由加/坂本 ちほ
/
 三原 環/
大西 夏帆/岡田 柚希/
 
保科 琴音/小澤 心羽/
 堀尾 和帆(ベアーズ)/
 三原 梓
(日本郵政G.)/
 田中 愛友里
(八戸学院光星高)

 ※
寺島 優奈/日高 侑紀

◆スターツ(6人)
 ●(不在)
  アドバイザー:高橋 尚子
 
ローズメリー・ワンジル・モニカ(再登録)
 /ワングイ.エスター.ワンブイ/
 西川 真由/
原田 萌花/佐藤 鳳羽/
 
對馬 千紘
 ※
佐藤 奈々/上杉 真穂/北村 遥/
  上荒磯 利音
(いずれも東京メトロへ)

HP更新がされていないので新年度情報は不詳ですが、監督をはじめとする大量離脱で窮地にあることは間違いなさそうです。マラソンの世界的スターとなったワンジル選手はチーム戦には関わらないでしょうから、(そもそも外国人は1人しかエントリーできない)このままでは駅伝参加は厳しいのかもしれません。

◆大塚製薬(9人)
 ●河野 匡(部長兼女子部監督)
 ◎棚池 穂乃香/川内 理江
/福良 郁美
 
/真也加ジェルーシャ有里/津熊 彩/
 
塚本 衣音/西本 麻矢/戎井 那奈/
 小林 香菜
(前橋市陸協)
 
※岡田 唯/西谷 沙綾

大学の陸上部にも所属していなかった市民ランナーの小林選手(早稲田大卒)が、大阪国際女子マラソンの走りを評価されて、マラソン育成には定評のあるこのチームにやって来ました。どう化けるか、ちょっと注目してみたいと思います。

◆ユニバーサルエンターテインメント(12人)
 ●深山 文夫
 和久 夢来/鷲見 梓沙/
 ナオミ・ムッソーニ/
奥村 沙帆/
 
山﨑 夢乃/田川 友貴/中尾 有梨沙/
 橋本 奈津(元・積水化学)/
 山本 明日香
(エディオン)/
 小代崎 陽向子
(ニトリ)/
 北川 星瑠
(大阪芸術大)/
 橘山 梨乃
(仙台育英高)

 ※
猿見田 裕香(ダイソーへ)/青山 瑠衣/
  篠塚 麻衣/白石 由佳子

かつて全日本実業団駅伝優勝に大きく貢献し、小出監督亡き後も長らくチームを牽引してきた青山選手の引退には、時の流れを感じます。駅伝以外のレース出場が少ない、つまり露出が少ないのがこのチームの欠点で、そのあたりを女優ランナー北川選手が積極的に改革してもらいたいものです。
※4/8小代崎選手の移籍加入(2月)を追記。

◆九電工(10人)
 ●藤野 圭太(女子部)
 ◎唐沢 ゆり/
 キプケモイ・ジョアン・チェプケモイ/
 逸木 和香菜/森田 真帆/河内 愛奈/
 羽江 亜津紗/松本 夢佳(デンソー)/
 朝吹 花菜(九州国際大附高)/
 遠藤 凛々羽
(中村学園女高)/
 ドリーン・チェロップ
(ケニア)

 ※林田 美咲/花房 百伽/保楊枝 乃綾/
  木實 菜月/野崎 光

ようやくエース格に成長してきたと思ったところで引退してしまった林田選手は残念。九州随一の古豪チームも、しばらく苦戦が続きそうですね。
※4/8朝吹・遠藤・チェロップ各選手の入部および野崎選手の退部を追記。

◆京セラ(11人)
 ●若松 誠
 足立 由真/
黒田 澪/白井 明衣/
 
アグネス・ムカリ/池田 こまち/
 徳山 和/榎木 颯月/小園 怜華
/
 藤元 あみ
/古原 夏音(大阪芸術大)
 /川上 羽詩(九国大附高)

 ※
兼友 良夏(三井住友海上へ)/
  川上 望華/阿部 有香里

◆しまむら(13人)
 ●太田 崇
 齋藤 暁/志村 野々花/
髙橋 優菜/
 
座間 栞/柴原 佑紀
/河辺 友依/
 
山ノ内みなみ/
菊地 優子/
 
森尻 真優/山田 桃愛(玉川大)/
 鈴木 杏奈
(大阪芸術大)/
 中馬 蘭奈(豊田大谷高)

 ※
渡邉 唯/森 紫乃/細谷 美鈴

※4/8細谷選手の退部を追記。


◆日立(10人)
 ●北村 聡
 ◎佐々木 瑠衣/池田 千晴/
 田村 紀薫(コーチ兼務)/小井戸 涼/
 佐々木 芽衣/花野 桃子/鈴木 樺連/
 福嶋 摩耶
/加藤 礼菜(中央大)/
 奥本 菜瑠海
(大分東明高)

 ※
バイレ.シンシア.ジェリ(4/14逝去)/
  橋野 玲奈
/長峯 野々花/室伏 香音

唯一の私の地元チーム。頑張ってほしい!

◆センコー(10人)
 ●林 清司
 杉山 明沙/
不破 亜莉珠/下田平 渚/
 
朝比奈 亜妃乃/鈴木 愛美/丹羽 琴音/
 
竹山 楓菜/鳴瀧 ほのか/
 
和田 優香里(元・積水化学)/
 
近澤 里奈(岐阜商高)

 ※森田 歩実(東京メトロへ)/増田 優菜/
  
堀尾 咲月/沖田 美優

◆ニトリ(10人)
 ●平田 和光
 ◎杉浦 穂乃加/菅野 杏華/鈴木 葵/
 古川 璃音/ツラカ・エスタ・ムソニ/
 藤村 華純
/佐久間 珀亜/鈴木 天華/
 炭谷 綺乃(玉川大)/立迫 望美(東洋大)
 ※
小代﨑 陽向子(ユニバーサルへ)/
  岡島 楓/工藤 日女花(TOTOへ)

※4/8小代崎選手の移籍先を追記。

◆ヤマダホールディングス(10人)
 ●横山 景
 筒井 咲帆/荻野 実夕/岡本 春美/
 土田 佳奈/
小指 有未/ 
 スーサン・カモソ/多田 妃奈
/
 田中 那奈
/吉原 莉胡/
 磯野 美空
(関西大)
 ※星野 輝麗/加藤 詩帆加

◆ワコール(8人)
 ●高尾 憲司
 坪倉 琴美/谷口 真菜/安藤 友香/
 枚田 茉優/柳谷 日菜/飯塚 菜月
/
 山下 瑞月
/安田 瑠捺(白石高)
 ※
井手 彩乃/柴田 来夢(以上資生堂へ)
  /宇都 ひなた(鹿児島銀行へ)/
  山下 美智乃

◆キヤノンアスリートクラブ九州(8人)
 ●後藤 透
 ※川上優子アドバイザーは退任
 モカヤ・マータ・モラー/藤川 遥/
 山下 真央/水谷 陽菜/石松 美咲/
 
橋本 奏/中村 日菜多/市原 梨花(宮崎銀行)
 ※今田 麻理絵/松浦 亜依/日隈 彩美/
  大塚 英梨子
(肥後銀行へ)

※4/8大塚選手の移籍先を追記。

◆豊田自動織機(11人)
 ●松田 三笠
 藪下 明音/ヘレン・エカラレ/
 磯部 早良/藤田 あい/
逸見 亜優/
 
新名 春風/吉田 莉帆/
 
壁谷 衿奈(仙台育英高)/
 松本 未空
(鈴鹿高)/
 下森 美咲
(北九州市立高)
/
 坂川 恋露
(鹿児島銀行)

※4/8坂川選手の移籍加入を追記。

◆ダイソー(12人)
 ●岩本 真弥
 相原 美咲/池崎 愛里/
加藤 小雪/
 加藤 美咲/竹原 さくら
 テレシア・ムッソーニ/
 平村 古都/
ムアンギ・レベッカ/
 森 
陽向
/猿見田 裕香(ユニバーサル)/
 垣内 瑞希
(順天堂大)/
 板岡 侑花
(市立呉高)/
 香川 莉々
(四学香川西高)

 ※
松本 のぞみ/町田 萌/岡崎 莉子

※4/8追記。新加入選手が垣内・板岡の2選手のみで、「12名体制」とあることから、香川選手の入部情報を取り消しました。


◆シスメックス(13人)
 ●高尾 博教(監督代行)
 
堀江 美里(コーチ兼任)/
 西原 加純/瀬川 帆夏/石井 寿美/
 
下山田 絢香/酒井 想/田﨑 優理/
 
松本 七海/柴田 彩花/尾崎 光/
 
黒田 愛梨/
酒井 心希/
 竜田 そら
(鳴門高)

森川前監督の急逝を受けてチームがどうなるかと心配していましたが、今季は離脱者もなく一致団結している様子が伺えます。野口みずきを輩出した名門として、再浮上のきっかけになるシーズンにしたいところです。

◆愛媛銀行(8人)
 ●小林 史和
 
◎沖村 美夏/豊田 由希/山中 柚乃/
 二羽 杏美/福田 美空/松井 晶
/
 原 華澄
(大阪体育大)/窪 美咲(東大阪大)
 ※
川尻 萌愛/岡田 倫佳

※4/8原・窪 両選手の加入を追記。

◆ベアーズ(8人)
 ●高柳 祐也
 
◎向井 優香/松井 沙樹/上野 璃々花/
 須田 笑瑠萌/榎本 こころ/坂本 奈穂/
 山﨑 空/矢治 瑠瑞奈


※初掲載につき、前年度からの異動は不明。

◆十八親和銀行(10人)
 ●吉井 賢
 ◎光恒 悠里/三宅 翔子/藤村 光紀/
 北原 芽依/明石 伊央/古本 紗彩/
 安部 実伽子/平岡 美紀/
藤丸 唯/
 
古賀 さくら

◆鹿児島銀行(9人)
 ●中原 拓海
 池満 綾乃/上原 美幸/
久保 亜美/
 
倉岡 奈々/野村 眞央/野村 優花/
 坂口 日菜子/堀田 佳奈/
 宇都 ひなた
(ワコール)
 ※福永 虹美/坂川 恋露(豊田自動織機へ)

※4/7重複記載を訂正、および坂川選手の移籍退部を追記。

◆埼玉医科大学AC(10人)
 ●輿水 勝美
 髙野 美幸/今泉 野乃香/
 伊東 明日香/
飯島 理子/
 
保坂 野恋花/佐々木 萌那/
 古賀 華実/チェボティビン・カドゴ
 /宮内 志佳(日本体育大)/
 杉本 桃香
(三浦学苑高)

 ※
田中 優花/水沼 結衣

   
 
◆東京メトロ(12人)
 ●中村 悠希
  アドバイザー:鈴木 博美
 眞田 木葉/村上 愛華/
加賀谷 智里/
 
赤堀 かりん/内田 奏音/
 森田 歩実(センコー)/
 小笠原 朱里(デンソー)/
 
佐藤 奈々/上杉 真穂/北村 遥/
 上荒磯 利音
(以上4選手スターツ)/
 金井 美凪海(亜細亜大)

 ※
雨宮 氷奈

スターツを離脱した中村監督以下4選手が、揃ってこちらへ入部しました。経緯のほどは、分かりません。そういうところを、陸上ジャーナリズムはしっかり伝えてもらいたいのですが…。それはともかく、なかなか魅力的なチームになってきましたね。本戦進出はかなり有望でしょう。

◆ノーリツ(12人)
 ●(プレイング・ヘッドコーチ)小﨑 まり
 平野 文珠/藤村 晴菜/藤村 晶菜/
 清水 里名/澤田 月乃/白木 万菜/
 日吉 鈴菜/安田 萌加/橋本 佳歩/
 小林 朝(立命館大)/新 楓菜(仙台育英高)

かつて部員のほとんどがマラソン経験者という名門ながら、一時は存続がどうなるかという状態でしたが、見事に再建しつつあります。個人的に小林選手の佇まいがお気に入りなので、新天地でぜひとも活躍してもらいたいと思っています。

◆TOTO(11人)
 ●山本 光宏
 大坪 沙代/
エヴァ・チェロノ/
 小澤 理子/
安藤 みなみ/中原 涼那/
 濵﨑 莉央/
藤本 喬子/須田 花音/
 工藤 日女花
(ニトリ)/
 宮崎 愛栞
(三浦学苑高)/
 山下 紗瑛
(熊本信愛女学院高)

 ※近藤 萌江/西永 菜津

ここも一時は大量離脱で危ぶまれましたが、人数的には持ち直しましたね。「北九州駅伝」の地元としても、巻き返しに頑張っていただきたい。

◆愛知電機(8人)
 ●渡部 絵理
 ◎平山 璃奈/庄司 琴美/
吉田 香澄/
 
鹿内 弥生/齋藤 凛/今井 花笑/
 ※
藤田 愛子/野茂 真美咲

※4/2現在HP更新なし

◆コモディイイダ(10人)
 ●会沢 陽之介
 
松村 雪栄/久保田 みずき/
 久保田
かえで /渡邉 優佳/
 マーガレット・アキドル/
 伊藤 華/鈴木 理子/
市村 珠季/
 渡部 莉奈
/名取 紅美/
 ※
渡会 柴野/西澤 果穂

※4/2現在HP更新なし。

◆肥後銀行(11人)
 ●渡辺 重治
 ◎
菊地 梨紅/
御﨑 舞/儀藤 優花/
 
堤 好伽/
酒井 美玖/高江 友姫/
 塚本 真由/西川 歩夏
/南雲 栞理/
 久保 心優
/大塚 英莉子(キヤノン)
 ※
西田 留衣/秋山 祐妃

※4/2現在HP更新なし。

◆
デンソー(9人)
 ●溝渕 太郎(助監督より昇任)
 池内 綾乃/岩出 玲亜/杉浦 未蘭/
 
宮川 紗那/中澤 咲絵子(駿河台大)/
 平泉 心穂(中部大一高)/松谷 里緒(鳴門高)
 /松平 風花(和歌山北高)/堀 綾花(神戸学院大)

 ※
松本 夢佳(九電工へ)/久保 心優(肥後銀行へ)
  小泉 直子/平田 歩弓/鳥居 華/
  ブカ・デスタ・フルカ/

2023年は駅伝予選会にすら出場できなかった、かつての3連覇女王チーム。ここ数年のチーム動向からはさまざまな紆余曲折が伺えます。陸上で飯を食ってるライターなら、こういうチーム、特に“出戻り”を余儀なくされて苦闘されているであろう池内選手に密着取材したいものですね。それでも新人がこれだけ加入してくれるのですから、根本的な立て直しに取り組んでいただきたいものだと思います。

◆宮崎銀行(4人)
 ●佐伯 尚彦
 
金丸 芽生/立山 莉緒/
板井 加奈/
 川島 みち
 ※
市原 梨花(キヤノンへ)

こちらも更新準備中と見え、4/2現在、HPには選手紹介のページすら見つかりません。
総括して一つ確かに言えることは、強いチームは概してHPの作りに気合が入っていて、更新も迅速。あくまでも社業優先と思われる銀行チームは、どちらもHPが粗雑かつ不精です。人の手に負うところの大きい作業ですからご苦労はしのばれるとはいえ、こういうところから改めていく気概が周囲にないと、所属している選手が気の毒だと思います。

 

『第42回全日本実業団対抗女子駅伝』大胆展望



※あらかじめお断りしておきますが、当ブログでは『クイーンズ駅伝』とか『プリンセス駅伝』とかいう呼称はいっさい用いません。「クイーンズエイト」だとか、予選会なのに「プリンセス駅伝“優勝”!」なんて言い方もしません。真面目な真面目な陸上ブログですんで、あくまでも『月刊陸上競技』方式の表記でいきます。(『ゲツリク』に「パナソニック初のトップ通過」の見出し、さすがでしたねえ!)
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さて今年の女子陸上長距離界も、クライマックスの季節を迎えました。
振り返れば、ひところ毎日のように書きまくっていた当ブログも、前回記事は半年以上も前の、お馴染み・実業団各チームの所属選手名鑑。まったくこれだけで数少ない読者様のご来訪を繋ぎとめているというトホホぶりには呆れますが、ここは開き直って、突然大胆に展望をかましてみたいと思います。
個人的には、ここ十数年、日本の女子長距離は新谷仁美女王様(昨今は「鬼」と呼ばれてらっしゃいます)を中心に回っていると思っておりまして、昨年は(どこも触れてませんでしたが)この女王様によって、「異なる3チームで全日本実業団駅伝優勝」という不滅の大記録が達成されたところ。今回もセキスイの連覇なるかが最大の焦点となるわけですが、いつにも増して百花繚乱、見どころの尽きない一戦となることは間違いなく、注目すべきはFIFAワールドカップなんかの比ではございません!

なお評論につきましては全24チームについて記すべきところ、時間と労力の限界ということで、上位候補と私が勝手に認定した15チームに限らせていただきました。上位候補とは、シード権獲得に絡んでくると思われる、というほどの意味で、このほかにもダイソーやユニクロなんかも強そうなんですが、ここらへんは論評するまでの知識や情報を持たないもんですから、どうもすみません。我が地元チームの日立についても触れたいところでしたが、こちらはどう叩いてもシード入りの芽はなさそうなので…。
記載は、順不同です。・・・嘘です。さりげなく、順位予想してます。駅伝の順位を予想するくらい当てずっぽうなものはないとは重々承知していますが、軽くお遊びということで。
というわけで、最終エントリー発表直前の投稿となってしまいましたが、まずは渾身のオーダー予想の結果から、お楽しみください。

※●→監督 ◎→キャプテン ①→予想出場メンバー(予想走順) ②→その他登録メンバー ③→登録外メンバー ④4月以降の退団選手

※参考記事 → 2022年度実業団女子長距離チーム一覧

◆
資生堂
 ●岩水 嘉孝
 ①木村 友香/◎樺沢 和佳奈/五島 莉乃
  /ジュディ・ジェプングティチ/
  一山 麻緒/高島 由香

 ②佐藤 成葉/前田 海音/大谷 菜南子
/木之下 沙椰/

 ③干飯 里桜

 ④永井 智里(東京メトロへ)


五島選手に前回の勢いがあれば、3区でも5区でも区間賞の有力候補。それは新加入の一山選手も同様で、この2枚看板は強力です。となると大望成就は1区の出来次第。切れ味鋭い木村選手か安定感抜群の高島選手か、あるいは1区得意の五島選手、一山選手もあるのかな、と悩むところではあります。総合力ではジュディ選手を擁する分だけ、やや積水を上回るのではないかと考え、今回の「本命」に推すことにします。

◆積水化学

 ●野口 英盛

 ①森 智香子/卜部 蘭/佐藤 早也伽/
弟子丸 小春/新谷 仁美/佐々木 梨七

 ②鍋島 莉奈/田浦 英理歌/長澤 日桜里
/道清 愛紗

 ③和田 美々里

 ④飯島 理子


鍋島選手がメンバー入りできる状態か否かが大きな分かれ目になるところですが、現状まだエース級の活躍を期待するのは難しそうです。そうなると初優勝した昨年同様の布陣・オーダーとなることが考えられ、卜部・森・佐藤各選手がやや停滞気味の一方、佐々木(旧姓・木村…改姓の理由が伝えられていないのは、婚姻ではなく家庭の事情によるものと思われます)・弟子丸両選手の成長分、そして新谷選手の好調キープが期待値となりそうです。新谷選手は「4区以外の区間記録を全部作りたい」との発言があるので、3区ではなく5区でのリベンジ戦か?…まあ戦略的には3区でしょうけど。意表をついて、田中希実対策で1区に登場という奇襲作戦はないでしょうね?
ズバリ!連覇の可能性は40%、トップ3には確実に入ってくるか?

◆日本郵政グループ
 ●髙橋 昌彦

 ①
和田 優菜/三原 梓/廣中 璃梨佳/
  菅田 雅香/大西 ひかり/鈴木 亜由子

 ②
◎太田 琴菜/樽本 知夏/小坂井 智絵
  /
土井 葉月

 ③高橋 明日香/
山中 菜摘

高卒生え抜きの若手の成長、即戦力の和田選手の加入で、トップ争いの中でもジワリと底力を蓄えてきたチームです。鈴木選手の久々のマラソンでの快走も明るい材料で、誰がメンバー入りしても不思議はない整った戦力が揃いました。何と言っても注目は廣中選手。駅伝不敗伝説が今年も継続されるのかどうか、そしてチームの優勝に決定打となるパフォーマンスを見せられるかどうか、目が離せません。

◆第一生命グループ
 ●山下 佐知子
 ①出水田眞紀/古川 結美/小海 遥/
櫻川 響晶/鈴木 優花/田中 華絵

 ②◎原田 紋里/藤岡 加梨/関谷 夏希/
  松本 奈々

 ④
樽本つかさ/佐野 英里佳/山本 晏佳吏


会社の節目(今回は創立120周年)には気合を入れてくる古豪チームは、台風の目かもしれません。予選会は終盤に起用した鈴木・関谷の新旧大東大鉄板エースが不発に終わりましたが、順当ならばおそらくパナソニックの前に行っていたでしょう。関谷選手のスランプは少々深刻ながら、鈴木優花は今度はやるはず。長距離区間も走れる小海選手や古川選手がうまく波に乗れば、イッキに浮上も十分あり得ます。あとはコンディションのいい選手を6人揃えられるかにかかっています。

◆豊田自動織機
 ●松田 三笠
 ①田中 希実/後藤 夢/川口 桃佳/
  ヘレン・エカラレ/藪下 明音/
小笠原 安香音

 ②前田 梨乃/城所 日和/磯部 早良/
  藤田 あい

 ③
原田 まりん


いよいよ、いよいよ田中希実選手の実業団駅伝デビュー戦!…とはいうものの、しばしば比較の対象となる廣中選手とは対照的に、田中選手は駅伝での区間賞に縁がありません。都大路の1区を何度も走りながら、今年もまた五島選手にちぎられる屈辱に甘んじています。さらにこの宮城路には、田中選手にとってうってつけと思われる区間がなく、どこに使うか迷うところでしょう。京都と同じく登り基調の1区はその京都以上にタフなコースですが、それでもここしかないでしょうね。猛者ぞろいの中を食らいついて、ゴールスプリントで一気に差を開き、相棒の後藤選手へリレー…実力者の川口選手、エカラレ選手と引き継いで、おそらくここまでトップを快走する青写真かと思われます。チームは予選会で苦戦しましたが、多分に各選手の区間適性をテストした気配があり、本戦の豊田は終盤まで上位を掻き回すのではないでしょうか。

◆ダイハツ
 ●山中 美和子

 ①西出 優月/武田 千捺/加世田 梨花/
  前田 彩里/大森 菜月/松田 瑞生

 ②◎竹本 香奈子/上田 雪菜/柴田 佑希
/村尾 綾香

 ④竹山 楓菜/信岡 桃英


ルーキー加世田選手のマラソン快記録の朗報はあった一方、大黒柱・松田選手の動向が結婚のニュース以外、いま一つ伝わってきません。優勝争いの場合を除いて比較的負担の少ないアンカー区間を任されるような気がしています。久々に駅伝を走る前田選手がどこに配置されるかが注目。6月の日本選手権3000mSCでブレイクした西出選手の勢いある走りにも期待しています。

◆パナソニック
 ●安養寺 俊隆
 ①内藤 早紀子/堀 優花/信櫻 空/
中村 優希/森田 香織/渡邊 菜々美

 ②◎森田 詩織/伊藤 南美/川口 幸奈


予選会トップはシード権「下剋上」の一番手ですが、堀選手が本格復帰なれば、優勝争いにも絡める力を持っています。反面、選手層の薄さなど“線が細い”イメージも拭いきれず、ひとつ歯車が狂えば大敗の危険も孕んでいるチームと映ります。完全復活を印象付けた渡邊選手、好調のベテラン内藤選手、成長著しい信櫻選手をどこに配置するか、監督の采配とその結果が見どころです。

◆エディオン
 ●沢栁 厚志
 ①萩谷 楓/江口 美咲/細田 あい/
  中島 紗弥/矢田 みくに(デンソーより)
  /◎西田 美咲

 ②
山本 明日香/工藤 杏華/小倉 稜央/
  安 なつ美

 ④
緒方 美咲


予選会ではやや期待外れの順位に終わりましたが、オリンピアン萩谷選手の不調、ロンドンマラソン直後で細田選手不在と、大きく埋め合わせが可能な敗因がありました。移籍したばかりの矢田選手も試運転段階。それらが本領を発揮してくると…確実にシード権入りする戦力と思えてきます。なにしろこの3人とも10000mのPBは31分35秒。トラックシーズン後半からやや精彩を欠いていた萩谷選手の出来如何、というところでしょうか。


◆天満屋
 ●武富 豊
 ①小原 怜/翁田 あかり/前田 穂南/
◎大東 優奈/渡邉 桃子/松下 菜摘

 ②谷本 観月/𠮷薗 栞/立迫 志穂/
  高橋 実夢

 ③干飯 奈桜

 ④西川さくら/小汲 紋加


顔ぶれの重厚感はトップクラスなんですが、なにせマラソン強豪の多いチームだけに、2区・4区のスピード区間が常に課題。全員が好調ならばもともと中距離ランナーだった小原選手に2区あたりを託すのも一手かと思うのですが、この中では本人の意向もあり1区は外せませんね。1区といえば、4年ぶりに復帰した翁田選手。プロ野球1年目で大活躍した弟に負けじ、の奮闘が期待されますが、短い区間は却って荷が重いでしょうか?

◆九電工
 ●藤野 圭太
 ①唐沢 ゆり/花房 百伽/◎逸木 和香菜/
キプケモイ・ジョアン・チェプケモイ/
林田 美咲/宮田 梨奈

 ②小園 彩華/森田 真帆/河内 愛奈

 ③ジェロティ
ッチ・ウィニー

 ④中須 瑠菜


予選会2位は、当方の予想以上の躍進でした。逸木選手が頼もしい大黒柱になったこと、林田選手が長距離区間で十分通用する目途が立ったことが大きな収穫。これで、藤野監督が課題に挙げた前半の出遅れの修正が見込まれます。あと1枚、2枚コマが揃えばというところですが、今年は粘り強くシードを伺いに行くレースになるでしょう。

◆ワコール
 ●市川 武志(監督代理)

 ①◎谷口 真菜/井手 彩乃/安藤 友香/
宇都 ひなた/柳谷 日菜/柴田 来夢

 ②
坪倉 琴美/枚田 茉優

 ④清水 萌(三井住友海上へ)


大エースの退団は何とも手痛いものの、若手の底上げは順調でチーム力としては、ぎりシードに滑り込んだ前回とさほど遜色ないようです。ただし周囲も強くなっている分、今のままでは4年続いたシード権を手放すことになりかねません。安藤選手に続くエース格にまで評価を上げている井手選手ですが、長い距離に実績がないだけに使いどころに悩むでしょうね。本来なら1区に起用できればいいのですが。その分、ルーキー柳谷選手に長距離区間を任せられるのは、頼もしいです。

◆デンソー
 ●荻原 知紀

 ①小笠原 朱里/小泉 直子/岩出 玲亜
  /ブカ・デスタ・ブルカ/
  池内 綾乃/川北 陽菜

 ②
平田 歩弓/松本 夢佳/久保 心優/
小山 香子(加入時不明)

 ③
鳥居 華/ロバ・ゼイトナ・フーサン

 ④
松田 杏奈(三井住友海上へ)/
  矢田みくに(エディオンへ)/酒井 美玖


ここ1年で激しく選手の入れ替わりがありました。矢野・森林・矢田・松田・酒井といった主力級が抜けて、一旦スタッフ入りした池内綾乃の選手復帰、プロランナー岩出選手の加入はあるものの、やや弱体化の感を免れません。中で、登録メンバーの10人目に突然名前が現れた小山香子というHPにも載っていない謎の選手?かつて順天堂大で活躍しその後アメリカ留学へ進んだという経歴しか分かりません。本戦の秘密兵器となるのでしょうか?…にしても、現状ではシード権死守が当面の課題となるでしょうか。

◆ヤマダホールディングス
 ●髙木 雅一

 ①清水 真帆
/土田 佳奈/岡本 春美/
  星野 輝麗/◎筒井 咲帆/荻野 実夕

 ②加藤 詩帆加/小指 有未(9月加入)

 ④野見山 紋圭


ここは辛いですね。主力がゴッソリとシスメックスへ移籍(しかもそのシスメックスは予選敗退)したことで弱体化は明らか。どうも、一般種目部門を併設して以来、チームの運営がスッキリいっていない気がしてなりません。ただ清水選手がタフな1区をこなせる状態に戻っていると思われるので、5区にもエース級を残せることに希望を繋ぎます。3連続シードなるか、微妙!

◆三井住友海上
 ●鈴木 尚人
 ①野添 佑莉/清水 萌/松田 杏奈/
カマウ・タビタ・ジェリ/
西山 未奈美/福居 紗希

 ②◎片貝 洋美/根塚 みのり/黒川 円佳
  吉原 あかり

かつての駅伝女王国も毎年のように主力選手を失い、ジリ貧状態が続いていましたが、ここへ来てようやく補強も整ってきたというところです。移籍組に頼らざるを得ないのが実情ながら、それらの奮闘で若い選手が波に乗れるシチュエーションが作れれば、次につながる駅伝ができるはずです。

◆ユニバーサルエンターテインメント
 ●深山 文夫
 ①猿見田 裕香/山﨑 夢乃/和久 夢来/
  ナオミ・ムッソーニ/白石 由佳子/
  鷲見 梓沙

 ②
大西 響/髙木 結加/奥村 沙帆/
  中尾 有梨沙(8月加入)

 ③◎青山 瑠衣/由水 沙季/篠塚 麻衣/
  田川 友貴


もともとあまりトラックレースに出てこない社風(?)のせいか、イマイチ状態が掴めないのですが、予想外の健闘でシード入りした前回よりは、計算できるチーム力となっているようです。ただ主力選手の5000mタイムがおしなべて15分50秒台と、大砲不在の状況は変わりありません。どうやら鷲見選手が久々に使えそうだという点に一縷の望みあり、といったところでしょうか。正直、再度のトップ8入りは厳しいでしょう。


   
 

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